出版社内容情報
「治水」「利水」の名の下に,日本列島中で建設されてきた2700のダム.さらに500の新設計画は利権がらみで一向に見直されない.不要な巨大公共事業と闘う市民たちの声を長良川,吉野川など日本各地や欧米現地から伝える.
内容説明
「治水」「利水」の名の下に、日本列島中の川を縊って建設されてきた二七〇〇のダム。今やまったく不要になったにもかかわらず、建設計画はまだ五〇〇以上もある。政・官・財の利権がらみで一向に見直されない公共事業に、いま市民たちがNO!の声をあげ始めた。長良川、吉野川など日本各地の河川や、欧米の潮流を伝える。
目次
第1章 日本の風土と河川(日本は「川の国」;川をめぐる人々の暮らし ほか)
第2章 ダムの功罪―これまでのダムを検証する(水力発電が電気を造った;“大型ダム時代”の到来 ほか)
第3章 新しいダム反対運動の幕開け(最後の自然河川を守れ;長良川河口堰建設計画の経緯と歴史 ほか)
第4章 世界の河川開発の潮流(高橋裕さんの言葉;アメリカで学んだこと ほか)
第5章 「河川行政の転換」から公共事業見直しまで(「河川法改訂」と「公共事業コントロール法案」提出;「公共事業チェックを求めるNGOの会」の成立 ほか)
著者等紹介
天野礼子[アマノレイコ]
アウトドアライター。1953年、京都市に生まれる。同志社大学文学部卒業。1988年より「長良川河口堰建設に反対する会」事務局長を務める。1997年より「公共事業チェックを求めるNGOの会」の代表を務める
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感想・レビュー
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