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岩波新書
ユーロ―その衝撃とゆくえ

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004307785
  • NDC分類 338.97
  • Cコード C0233

出版社内容情報

12ものヨーロッパ諸国が,伝統ある国民通貨を捨てて共通通貨ユーロを導入したのはなぜなのか.そのインパクトとは? ユーロのしくみ,歴史,特徴を,わかりやすく解説し,ユーロが成功する条件とゆくえを考える.

内容説明

二〇〇二年、米ドルに次ぐ世界第二位の「スーパー通貨」ユーロが完全な通貨として登場した。十二ものヨーロッパ諸国が、マルクやフランなど伝統ある国民通貨を捨てて共通通貨を導入したのはなぜなのか。それが世界に与えるインパクトは?ユーロのしくみ、歴史、特徴をわかりやすく解説し、そしてユーロが成功する条件とゆくえを考える。

目次

第1章 「スーパー通貨」の登場―「安定と活性化の通貨」としてのユーロ
第2章 通貨協力と通貨統合の歴史―「守る通貨」としてのユーロ
第3章 金融グローバリズム下のユーロ
第4章 「つなぐ通貨」としてのユーロ
第5章 「政治的通貨」としてのユーロ
第6章 ユーロは成功するか
第7章 ユーロの課題とゆくえ

著者等紹介

田中素香[タナカソコウ]
1945年福岡県生まれ。1967年九州大学卒業。現在、東北大学大学院経済学研究科教授。専攻はヨーロッパ経済論、経済統合論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

73
ユーロについての、その起源や歴史を通観して学ぶことができます。ユーロの意義をグローバル経済やヨーロッパ各国の橋渡しとしての役割、あるいは政治的な意味合いから分析してさらに課題や今後の方向性などを書いてくれています。ギリシャ問題を読み解くうえで参考になると思います。2015/09/27

佐島楓

28
あとがきに入門書とあったのにびっくり。充分難しいですよ・・・! 経済学を履修していないわたしにとっては、文章が頭に入ってこない部分が多かった・・・。2015/05/17

つゞみ@223tudumi

1
ユーロという一つの貨幣の成り立ちや仕組み、展望などを知ることができた。欧州の恒久平和という一つの目標への段階となるユーロの導入は、各国の独自性を保ちつつ経済的な統合を促す。特に興味深かったのは、舵取りのために自国の方向性すら変更したフランスと、安定した通貨マルクを捨ててまでユーロ参加を認めたドイツの存在だ。欧州の二大国が協調の為に自身の主張を折ってでもユーロを生み出したことは面白いと感じる。また、作中ではユーロ崩壊の可能性も論じられている。このことは、昨今のギリシア問題と照らし合わせると、面白そうだ。2013/04/09

tanta

1
基軸通貨ドルとの関係がわかりやすかった

Missy

0
入ゼミ用。ユーロを「安定と活性化の通貨」、「守る通貨」、「つなぐ通貨」、「政治的通貨」の4つに分けて解説。わかりやすい。経済的なことだけ考えて経済は動いてるわけじゃないんだなっていう2012/03/14

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