出版社内容情報
北朝鮮・イラン・南アジア等,いま世界では核拡散の危機が進行している.新しい核戦略を掲げるアメリカ政府もそれに拍車をかけている.NGOで平和問題に実践的に取り組む著者が,危機の構図を分析し,核軍縮への道を提示する.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
8
10年前の本。奥付にメルアドを提起されているのは読者を信頼している証。NPTをみると、核兵器であるが、今の放射能ダダ漏れも拡散している以上、何らかの条約や法律で制御していくことが喫緊の課題。テレビや画像で核兵器を持ってるぞ、という強がりは、確かに他国の脅威になる。しかし、自分たちもやられるだろうし、ゲームの理論ではどんな意思決定が妥当なのか、は為政者の責任になり、国民は犠牲になりかねない。核兵器で平和はつくれない。軍縮が正道、正論だと信じる。そして、昨今の沖縄の米軍機墜落事故も、住宅街だったら空恐ろしい。2013/08/06
keepfine
1
良著。2003年の本だが、現状と比較して読むと、対米従属は時間を経過するほど強まっていることがわかる。アメリカに「核武装は継続してください」と秘密裏に懇願した政治家の例は流石には腰を抜かしそうになった2017/05/19
ぴろし
0
蔵書印ぽち。2015/01/24
おらひらお
0
2003年初版。対米追従を批判するが、外交官のいう「国破れて山河ありという状況は作れない」という意の見解はうなづける。あと、中国の約束をすこし過大評価しすぎのような気も・・・。2018/10/25
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