内容説明
一九九〇年の打ち上げ以来、ハッブル望遠鏡は様々な発見をもたらし、宇宙への認識を大きく変えてきた。しかし、NASAによる突然のサービス・ミッションの中止を受けて、いま存続が危ぶまれている。人類に届けられた数々の美しい天体写真とともに、最新の宇宙像を提供する。「カラー版 ハッブル望遠鏡」シリーズの決定版。
目次
1 ヘリテッジの天体たち(銀河いろいろ;銀河の形成 ほか)
2 宇宙の果てにせまる(銀河をつくる星粒;スターバースト銀河 ほか)
3 星の世界を訪ねる(惑星系の誕生;星の生き残り ほか)
4 ハッブル最大の危機(グレート・オブザーバトリーズ;進化する望遠鏡 ほか)
5 地球のなかまたち(夕焼けが青い惑星、火星;縞と渦の惑星、木星 ほか)
著者等紹介
野本陽代[ノモトハルヨ]
東京都生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。2004年より宇宙開発委員会委員。現在、サイエンスライター、翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kikuyo
24
天体写真もこうなるともう幻想的でさえある。2017/04/30
佐島楓
16
写真が美しい。誰かに見られるためでもないのだろうに、なぜこんなに芸術的なのだろう。それがすごく不思議。2011/10/13
糜竺(びじく)
13
写真がキレイだった。2020/10/13
びっぐすとん
10
108円本。NHK『コズミックフロント』を毎週観ている。深夜に勝手にタイトル録画されていた『コズミックフロント』の特別版が贅沢だった。ナレーションもCMもなく一時間ずっと星空の映像が流れているのを観て、宇宙熱がにわかに再燃。宇宙からの姿を見たくなった。ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した美しい写真の数々にうっとり。太陽系も地球も宇宙全体からみたらほとんど塵のような大きさ。ましてや人間なんて・・。こんな美しい世界を写真で見られる時代に生まれて良かった。寿命がきているハッブル望遠鏡だが、後継機も早く打ち上げて欲しい。2018/10/13
おさむん
1
岩波新書のハッブル望遠鏡のシリーズ(3冊)はこれで読了。宇宙の神秘には興味が尽きません。肉眼では、写真みたいに見えませんが、夜空を眺めたくなりました。地上光が明るすぎて、星座の姿も簡単にはたどれないんですよね。2017/11/25