内容説明
「反戦・平和は野暮」「お金は万能」「世の中すべて自己責任」…。身も蓋もない「現実主義」が横行し、理想を語ることは忌避される。心の余裕が失われ、どこか息苦しい現代のなかで、世間の「常識」が大きく変わりつつある。さまざまな事象や言説から、いまどきの「常識」を浮き彫りにし、日本社会に何が起きているのかを鋭く考察する。
目次
1 自分の周りはバカばかり―人間関係・コミュニケーション篇
2 お金は万能―仕事・経済篇
3 男女平等が国を滅ぼす―男女・家族篇
4 痛い目にあうのは「自己責任」―社会篇
5 テレビで言っていたから正しい―メディア篇
6 国を愛さなければ国民にあらず―国家・政治篇