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内容説明
食事中、「紅茶やコーヒー」を子供に与えていませんか?子供の脳機能やIQに影響を与える鉄分。たとえばトースト、ジャム、紅茶をとった場合、トースト、ジャム、オレンジジュースの組み合わせの約5分の1しか鉄分を吸収しない。したがって、食事中の紅茶やコーヒーを「疑う余地のないほど危険」だと指摘している。子供の脳の発達と食物に関するこんな誤解、日常生活にはけっこう存在している。本書は、子供たちの食べる食物が、脳の発達、機能にいかに強く影響するか述べ、何をどのくらい、いつ食べるのが好ましいか、科学的に解答している。
目次
第1章 食物は「心」と「行動」を支配する
第2章 1日の最初の食事はなぜ大切か
第3章 糖が行動や情動に及ぼす影響
第4章 食物と暴力
第5章 食事とIQと学習
第6章 ビタミンの大量療法(メガビタミン)
第7章 子供の摂食障害とストレス
第8章 食物は子供の行動にどう影響するか
第9章 結論―子供に対して科学者の目を
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぺんきち
1
ひと言で言えば「食べるものはその人の精神状態に大きな影響を与える」。炭水化物・糖の摂りすぎが、子どもの育成を阻害しているかもしれない。自分の子供に思い当たる点があったから、改善していきたい。あと、カルシウムの効用を説いていた。うちもいつの間にか牛乳とか乳製品を与えることをおざなりにしていた。そして糖を摂る時に、同時にタンパク質も摂ること。そうすることでインスリンによる低血糖状態を防げる。 この本は昔の本だけど、その分今みたいに情報が複雑化していなくて、確認しながら読めた。一種のクラシック・古典だと思う。2022/09/28