内容説明
巨大銀行は再生できるか。「コンビニ銀行」「ネット銀行」の成算は?気鋭のアナリストが読む金融の近未来図。
目次
第1章 国産メガバンク誕生の背景
第2章 金融不安は終わっていない
第3章 米銀の再編と日本の再編
第4章 国産メガバンクは成功するか
第5章 既存銀行を揺さぶる「コンビニバンキング」
第6章 電子マネーは金融をどう変えるか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
97
2000年当時の日本の銀行の状況をかなりよく分析しています。メガバンク、特にみずほの誕生について詳しく書かれています。また異業種銀行ということで、コンビニの銀行などが出てきたころです。また電子マネーについても破城ということで分s記されています。いまの状況を比較的よく予測していると感じました。2016/07/16
佐島楓
29
IT革命による銀行システムそのものの大変革、その黎明期の様子が伝わってきた。「銀行業ほどリスクの高いビジネスはない」というひとことが象徴的。2015/02/23
Naota_t
2
2011/12/17 2011/12/17
tomy
1
★★2000年に書かれた本。メガバンクの統合やネットバンクの勃興後に銀行業界がどう変わるか、もしくはどう変わるべきかかというのがテーマ。これを、今読んで評価するのはフェアでないのだが、あえていうと、「アメリカ発の潮流と新しい技術(電子マネー)に飛びついただけ」。筆者は金融アナリストらしいが、やっぱりアナリストやコンサルってアメリカを真似せよとしか言わないんだなというのが率直な印象である。結果として将来を言い得ていたとは言えない内容てある。残念。2014/04/30