• ポイントキャンペーン

講談社現代新書
ベートーヴェン“不滅の恋人”の謎を解く

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061495388
  • NDC分類 762.34
  • Cコード C0273

出版社内容情報

★本書は『書評空間 KINOKUNIYA BOOKLOG』にエントリーされています。

内容説明

死の翌日発見された名宛人不明の恋文。秘められた恋を破綻させた「運命の一撃」とは―。新資料と緻密な論証によって「世紀の謎」を解決する。

目次

第1章 謎の手紙
第2章 ベートーヴェンと女性たち
第3章 ヨゼフィーネかアントーニアか
第4章 “手紙”を読み直す
第5章 ボヘミア旅行の謎を解く
第6章 運命の不意打ち
終章 それぞれのその後

著者等紹介

青木やよひ[アオキヤヨヒ]
1927年生まれ。『ロマン・ロラン全集』の編集に携わるかたわらベートーヴェン研究に着手。70年代以降、大学や市民講座で女性学を講じ、現在、日本音楽学会、比較文明学会会員。著書に『フェミニズムとエコロジー』―新評論、『ボヘミア・ベートーヴェン紀行』―東京書籍、『図説・ベートーヴェン』―河出書房新社―など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ango28

1
手紙に残された不滅の恋人が誰であるのかという謎を追った作品。 ジュリエッタとその姉のテレーゼの内面を探るなど、200年前の出来事から推測する展開はなかなか刺激的。 ただベートーヴェンを魅了したまたは反対に魅了された女性が多く、それに付随して証言者や関係者がでてくるものだから、情報が募ってきて後になるほど混乱してくるのが難点。それに輪をかけて、何々を指摘したのは私が最初とか、ここは私以外に誰も気付いていなかった等、著者自身の顕示を避けて通れない文章構成なのですんなりと入り込めないのが一番の難点。2011/12/15

しょこーーる

1
中学校の時にベートーヴェンに彼女はいたのか??という疑問を解消するために読んでみた。不滅の恋人は誰なのかという謎解きもさることながら、最終章の人間ドラマが圧巻。まさに運命の力を感じる。2009/11/17

Kunio Hanaoka

0
三面記事的な興味のこういう本はあまり読まないんだけどね、セブ島で読みました。2015/07/25

とっても

0
情熱的で誠実なベートーヴェン に愛されるってどんなだろう!後半にはブレンターノ家に支援してもらうほどに経済的にも不安定な時期もあったベートーヴェンが、仮にアントーニアと結ばれたとして、障害のある彼女の子どもと3人で幸せになれただろうか?多分、結ばれていても幸せな生活は得られなかったかもしれない。それにしても、元カノとの一夜が全てをぶち壊したのなら、高潔な精神をもった彼も人間の男だったのだなぁ…と呆れつつも微笑ましい。そして作者の愛の眼差しが強い!2020/05/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/257301
  • ご注意事項