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講談社現代新書
江戸奥女中物語

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  • サイズ 新書判/ページ数 235p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061495654
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0221

内容説明

奥奉公は、花嫁修業か女の一生の職業か。出世のゴールは、御部屋様か老女か。面接と歌舞音曲、城の日常、暇後の人生。史料を通し、知られざる実像を描く。

目次

第1章 奉公に上る
第2章 奥女中の仕事と生活
第3章 奥女中のいる空間
第4章 奥女中の出世
第5章 退職後の人生

著者等紹介

畑尚子[ハタヒサコ]
1961年生まれ。国学院大学大学院文学研究科日本史学専攻修了。現在、東京都江戸東京博物館学芸員。専攻は、日本近世史。特に、奥女中について研究
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

49
奥女中でも比較的下の層の、つとめに対する感覚や家庭の事情、老後等を、残された書簡をもとに読み解いた作品。論文あるいはレポートのようなスタイルなので読者の中で想像(妄想?)を広げながら読み終えた。川路聖謨の4番目の妻さとの話が興味深い。2番目、3番目の妻は聖謨の養父母や二人の妾!他女たちの扱いがうまくなかったかもしれないが、女の世界に慣れた御殿下がりのさとにとっては楽なことだったのかもしれないと思ったりした。有名な加賀騒動を奥女中の立場から考えた部分は興味深いのでもう少し読みたかった。2019/08/29

ちくわん

17
2001年8月の本。江戸城大奥に奉公した女性が実家とやり取りした手紙を元に、当時を検証。手紙をそのまま引用しているので、当時の書き方の勉強になる。(御座候)先日作成した三百の大名一覧が役に立つ。 2021/07/11

Mana

4
江戸時代の奥勤めの女性たちについて、当時の書簡や親兄弟の日記などからその実像を洗い出す。でも書簡等だけではまだまだ分からないことがたくさんある。平安時代だと紫式部日記とか女房たちが日記を色々書いていたけど、江戸時代だと廃れてしまったのかな。出てくる資料はほとんど書簡で、当人の日記があればもっと色々分かりそうなので残念。厚みはないけど、学術書みたいな文書だから読むのはちょっと疲れるかも。2018/11/11

sai

1
江戸城大奥や大名家の奥女中の話。興味深い部分も若干あるが、小説などで語られる奥の権力争いや城内での暮らしぶりなどを垣間見たいかなぁ~(^_^)ゞ2014/05/20

いちはじめ

1
思わずひきそうになるタイトルだが、中身はいたって真面目だった。なかなか面白い2001/09/08

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