講談社現代新書
外務省「失敗」の本質

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  • サイズ 新書判/ページ数 250p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061496408
  • NDC分類 317.22
  • Cコード C0231

内容説明

エリート外交官はなぜコワモテ政治家に食い物にされたのか。機密費詐取や日朝交渉の実態とは。「伏魔殿」内部の真実を明かす。

目次

序章 地に落ちた信用
第1章 相次ぐ不祥事
第2章 生かされなかった湾岸危機の教訓
第3章 政界との異常な関係
第4章 ODAは必要か
第5章 瀋陽総領事館事件の真相
第6章 「拉致より安保」か
第7章 不祥事の影響

著者等紹介

今里義和[イマザトヨシカズ]
1954年名古屋市生まれ。78年、京都大学法学部卒業後、中日新聞社入社。地方支局、東京本社(東京新聞)社会部などに所属したのち、84年から東京本社政治部で首相官邸、自民党、外務省などを担当。93年から96年までワシントン特派員。帰国後、外報部勤務を経て、現在は政治担当の論説委員として主に外交をカバーしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヤギ郎

9
2000年前後に起こった外務省不祥事をまとめた一冊。カネにまつわる刑事事件から政界を巻き込んだ権力闘争まで、メディアを賑わせた出来事を見つめながら、外務省の抱える「失敗」を抉り出そうとしている。外務省という一つの行政機関の内部で起こった事件と容易にまとめるところを、国民の行政を監視する目線と日本の将来にわたる外交ビジョンへと視野を広げている。問題(本書でいう「失敗」)へのアプローチは浅いように感じるが、外務省という「何をやっているのかよくわからない」組織に光を当てたことに意義はあるのだろう。2020/10/21

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