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講談社現代新書
天皇と日本の起源―「飛鳥の大王(おおきみ)」の謎を解く

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  • サイズ 新書判/ページ数 306p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061496484
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0221

内容説明

天皇号と国号「日本」はいかにして成立したか。推古・厩戸から天武・持統まで、権謀と動乱の謎を解明し、国家形成の軌跡を描く。

目次

序章 飛鳥への道
第1章 飛鳥寺創建―推古女帝の設計
第2章 飛鳥と、斑鳩と―厩戸皇子の実験
第3章 飛鳥か、百済か―舒明天皇の挑戦
第4章 板蓋宮の政変―皇極女帝の陰謀
第5章 飛鳥と、難波と―皇極・孝徳姉弟の契約
第6章 飛鳥=倭京の完成―斉明女帝の創造
第7章 飛鳥と、近江と―天智天皇の試練
第8章 飛鳥をめぐる攻防―天武天皇の死闘
終章 飛鳥との訣別―そして、「日本」が生まれた

著者等紹介

遠山美都男[トオヤマミツオ]
1957年東京生まれ、学習院大学大学院博士後期課程中退。専攻は日本古代史。博士(史学)。現在、学習院大学、立教大学、日本大学非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

24
読みたかった内容からは少し外れていたので、読んでもいまいち頭に入らなかった…。しかし、この時代の話は奥が深いな、と改めて思いました。2014/01/29

aponchan

16
表題を見て、購入、読了。一つの学説だなあと思いながら、楽しめた。自分にとってマイナーな天皇が主役な部分が多く、ピンと来ない箇所も多かった。 今は、田舎町と化した、飛鳥に壮大な京があったことが信じがたいが、それも歴史だと思うと、今の世の中もあっという間に変わってしまうかもしれないと思ってしまった。2022/07/25

マッピー

10
飛鳥がこんなに国家形成の上で重要ポイントだったとは、その時は知らなかった。一般的には、飛鳥時代というのは推古天皇の592年から、持統天皇が藤原京に遷る694年の、およそ100年間のことを言うらしい。皇極・斉明天皇の無慈悲っぷりでお腹いっぱい。彼女は皇位を約束しておきながら都合が悪くなると簡単に切り捨てる。山背大兄、古人大兄、孝徳天皇。怖いですね~。歴史の授業ではほとんど触れられない地味な天皇だったのに、わからないものですなあ。2018/06/14

ceskepivo

7
丁寧に史実を綴っている。聖徳太子は、飛鳥時代の外相か。それにしても、権力争いが激しい時代であった。2015/06/16

hr

3
納得できるところと首をかしげるところが、6:4くらい。推古、斉明、持統の存在を大きく見過ぎな気がしないでもない。持統を文武への中継ぎと見る考え方を否定的に捉えるのなら、その後の元明・元正はどう捉えられるだろう。飛鳥の土地勘を失いつつあるので、この本を持ち、天皇家や蘇我家が活動した地を歩いて回りたい。2016/04/23

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