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講談社現代新書
「日本」とは何か―国号の意味と歴史

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  • サイズ 新書判/ページ数 210p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061497764
  • NDC分類 210.02
  • Cコード C0221

内容説明

『古事記』に「日本」はない。「倭」「やまと」との関係は。

目次

第1章 「日本」の登場
第2章 古代帝国における「日本」
第3章 古代中国における「倭」と「日本」
第4章 『日本書紀』講書のなかの「日本」
第5章 「日本」と「やまと」
第6章 「日本」の変奏
第7章 「東海姫氏国」ほか
第8章 近代における「日本」

著者等紹介

神野志隆光[コウノシタカミツ]
1946年生まれ、和歌山県出身。1974年、東京大学大学院博士課程中退。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。専攻は、日本古代文学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haruka Fukuhara

4
政治的な色彩のない歴史の本(歴史と言っていいのかこれも文学系の先生の本なのでよくわからないが)を読んだのは久しぶりで、時代の違いも大きいのだと思うが、感覚を合わせるのに少し苦労した。内容は古代の「日本」の話で、歴史の授業か政治の授業で日本という意識は近代以降に確立したといった話を聞いた気がしていたので新鮮に感じた。(もちろん両者は矛盾するものではないが)2017/04/01

本命@ふまにたす

3
「日本」という国号について歴史的に考察した一冊。主に古代を中心に「日本」という国号がどのように使われるようになったか、多数の文献の記述などを引用しつつ論じている。2023/02/22

いかちょー

1
「日本」という国号に焦点を当て「やまと」という呼び名と共に生い立ちを解き明かそうと試みたもの。『古事記』に「日本」は登場せず『日本書紀』に現れる。朝鮮に対して帝国としての体を成すために用いたようであるのに対して中国に認めてもらうに至る経緯はわからない。「やまと」に至っては語源すら定かではないということがわかった。個人的には「大八州国」と呼ばれたという経緯から「やまた」の変化したものではないかと思っているがそうした説は登場しなかった。結局「日本」も「やまと」も成り立ちがよくわからないということがよくわかった2010/05/28

結城あすか

1
この本は「日本」という漢字国号の成り立ちを論考して入るんだけど、「日本」が「やまと」と読まれたという面については何も語って無いのに等しいので、国号の意味合いの考察としては話半分に過ぎないにょ。2006/04/25

凛朱

0
★★☆☆☆レポートの参考書として。「日本」は外からの呼び名でしか無いんだなと。「日本」「倭」「やまと」という名の由来はよく分かっていないという事と、先人たちはそこに何らかの意味を見出そうとしていたという事がよく分かる本…でした。2015/07/15

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