内容説明
新書版『功名が辻』「千代」の内助の功はどこまで本当か?「土佐藩主」は大出世ではなかった!新史料で謎多き武将の実像に迫る。
目次
第1章 流浪時代と「黄金十両の名馬」(主君と父を失って;夫人の出自と「名馬購入伝説」)
第2章 秀吉の天下と「天皇献上の小袖」(功名は戦場にあり;秀吉と秀次の間で ほか)
第3章 関ケ原の戦いと「笠の緒の密書」(家康を落涙させた小山軍議;一世一代の「内助の功」)
第4章 「土佐二十四万石」の真実(長宗我部旧臣の抵抗;「一豊大出世伝説」を覆す ほか)
第5章 藩祖夫人の「最後の戦い」(終わっていない「乱世」;見性院、決意の上洛 ほか)
著者等紹介
渡部淳[ワタナベジュン]
1962年、大分県生まれ。名古屋大学大学院博士課程修了。財団法人土佐山内家宝物資料館で、山内家から高知県へ移管された約七万点の古文書・和書漢籍・美術工芸品の整理、調査、展示などにあたっている。学芸員を経て館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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