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内容説明
肥満のかげに、遺伝子とレプチンあり!人が太るのは、環境よりも何よりも肥満遺伝子が重要だ。脂肪の蓄積と食欲は、肥満遺伝子とレプチンがコントロールしている。分子生物学が明らかにした、この大発見を物語り、肥満のナゾと減量・薬物療法について、研究現場から報告する。
目次
第1章 肥満は遺伝である
第2章 肥満遺伝子の発見
第3章 中枢性食欲調節機構の働き
第4章 肥満に関係する遺伝子
第5章 肥満の臨床
第6章 ダイエット法について考える
第7章 肥満の治療法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
smatsu
1
肥満の起こる生化学的仕組みについて解説。ダイエット本ではない。20年前の本なので、学問的な意味でも若干情報が古い。例えば最近では腸内細菌叢が宿主の体調に対してこれまで思われていた以上に影響しているという説があるが、そういう観点は一切ない。それでもここに書かれている食欲の制御機構は思っていた以上に複雑で途中でまともに理解するのを諦めた。視床下部の満腹中枢は実は食欲ではなく体重を制御しているという話も興味深い。遺伝子が決めた体重が先にあって、その体重になるまで食欲が湧くということ。これはつまり…2019/02/18
phmchb
0
『よくわかる太陽電池』の次に読み終わりました。