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内容説明
電線内を電子が動くのが電流。では、電波は、アンテナから電子が飛び出したのでしょうか?物が見えるということは光が目に入ってくることを意味する。では、その光はいったいどこからどう発生したのか?静電気にはじまり、電気と磁気の関係、光と電磁波の正体、原子の構造と光の発生のメカニズムまで、目で見るようにわかりやすく解説する。
目次
1 電気の源は何か?
2 電圧と電流
3 磁石とは何か
4 磁場と電場
5 光の源は何か?
6 電子のコマ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はなよ
16
全6章のうち、前半の3章は入門書レベルで分かりやすいが、4,5章になると相対性理論が関わりはじめて難解になり、6章になると完全に量子力学の世界になる。私の知識では5章までが限界で、6章はほぼ理解できずに読み飛ばしてしまった。それでも理解できる部分だけ見れば他の電磁力学の本よりよっぽど分かりやすいと思う。2020/07/23
akiakki
7
電荷→電気(電流電圧)→電場磁場→電磁波→電子、と日常的な電気から量子論まで"電"を解説しています。後半の量子論に差し掛かると難易度が跳ね上がりますが、解説のスタイルが前半と同じなのでかえって分かりにくい。例えば棒磁石でスピンを説明する思考実験が突然実際の結果として説明されています。思考実験ちゃうんか。とは言えこれまで読んだ量子論の本に書かれていなかった点を補完できましたし、工学視点の「電気のすべてがわかる本」より純粋に物理学視点で電気とは何ぞやが分かります。2022/10/14
takao
2
ふむ2024/04/13
よふかし
2
電荷の話から始まって、電場と磁場を説明し、電磁波の話へと収束していく。その後、電磁場から発光原理を導く。この時は光子と電子が主役である。最後は電子のスピンを主軸にして、エネルギー順位や磁場を交え、磁性について説明する。話が進むにつれ、難解にはなっているが、今までの知識が繋がっていき面白くなる。私が一番難解だと思ったところは4章の特殊相対性理論のところだが…。背伸びしたい高校生にぜひ読んでもらいたい。また、機器分析を勉強している人は、この本を読むと装置の原理が理解できるようになると思う。2013/10/15
たばた
1
物理学に触れたことのない私でも、山田克哉さんの本は例えかたが身近で、面白く、理解しやすい 山田克哉さんの他の本も好きです この本も後半は内容が難しくなってきて、わからないけど文字を目で追っている状態で読み終えた いつかまた、他の情報を得たときに読むと後半も理解できるようになる と、思う2023/10/12