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内容説明
「車椅子の天才」とも称される天才物理学者ホーキング。難病に悩み苦しみつつ、独創的な宇宙論を生み出した波瀾万丈の人生と難解なことで知られるその宇宙論を大胆にもマンガで解説します。中高生でも気軽に楽しめる一冊です。
目次
宇宙で一番幸運な男
一般相対性理論
ニュートン:力の概念
宇宙に存在する4種類の力
プリンキピア:ニュートンの宇宙を記述するもの
ニュートンとホーキング
質量の概念
アルベルト・アインシュタイン、古典物理学の救世主
アインシュタインとホーキング
アインシュタインの最も幸福な考え〔ほか〕
著者等紹介
マッケボイ,J.P.[マッケボイ,J.P.][McEvoy,J.P.]
ロンドン大学で物理学の博士号を取得後、長年にわたって研究・教育活動に従事。その後、サイエンスライターとして活躍中
サラーティ,オスカー[サラーティ,オスカー][Zarate,Oscar]
物理学や臨床心理学をマンガで紹介する解説書のイラストを多数手がけ、国際的にも高く評価されている。1994年には、もっとも優れた「グラフィック・ノベル」に与えられる「The Will Eisner Prize」を受賞
杉山直[スギヤマナオシ]
広島大学大学院で博士号を取得後、東京大学助手、京都大学助教授などを経て、国立天文台教授。名古屋大学へ転出予定。宇宙論研究者として国際的に活躍中。西宮湯川記念賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬こ
19
マンガと言いつつ文章も多く、けっこう難しい内容でした・・・それでも読む(苦笑)アインシュタインの相対性理論って何だろうが、少しだけ分かった気になり、宇宙が膨張している、収縮している、ブラックホールの存在は、この理論から来たんだな~と感じることが出来たのが何よりの収穫。ホーキングがやってきたことは理解できていません(^^;)2016/12/27
たばかる
4
「世界一」かはとにかくとして、理系本としてはだいぶわかりやすくまとめられている印象だった。ニュートン力学とアインシュタイン相対性理論を踏まえて、近代宇宙論の研究の発展について詳らかに視覚化されてあるので初心者にも読みやすいと思う。というか読んで欲しい。2018/05/19
農明(ノウミョウ)
3
ホーキング博士といえば、ブラックホールということばが連想されます。本書は、アインシュタインの相対性理論をさらに発展させているホーキング博士がどれだけすごいことを成し遂げたか、説明されています。ミクロな世界を記述する量子理論と壮大な宇宙を記述する宇宙論が、同じ理論でつながることがとても素敵だと感じます。2020/07/11
たこらった
2
この手の本の中では一番やさしく説明してくれているのだろうが、それでも難しいと感じる己の無知無理解が恥ずかしくなった。と同時に、なんだかスッキリもした。自分は宇宙について何も分っちゃいない、ということが分ったから。原著は1995年刊。本訳書119頁にはブラックホールは直接見ることはできないだろう(その通りなのだがブラックホール・シャドウという解析画像を現在は得てはいる)と書かれていたりしてさすがに古さはあるが、ニュートンさえも満足に理解していない者にとってはまだ十分に驚きの書だ。ヴァチカンの逸話も良かった。2023/12/30
mitsu
2
ホーキング関連の本を初めて読みましたが、マンガとタイトルに書かれていますが、思ってたより難しく、また内容も良かったです。天体に関して少し興味が出てきました。2019/01/22