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講談社選書メチエ
知の教科書 カルチュラル・スタディーズ

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062582070
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0330

内容説明

1970年代、英国バーミンガム大学・現代文化研究センター発。瞬く間に世界を席巻した新たな知の潮流=カルチュラル・スタディーズ。メディア、サブカルチャー、人種、セクシュアリティ、歴史をどう捉えなおすのか?領域を超えて豊饒な成果を生みつづける文化研究を、基礎から立体的に紹介する格好の入門書。

目次

第1部 カルチュラル・スタディーズは大衆文化を語る
第2部 カルチュラル・スタディーズの理論と実践(メディア(オーディエンス)
サブカルチャー
人種・エスニシティ
ジェンダーとセクシュアリティ
歴史の政治学)
第3部 キーワード解説(記号論;ポストコロニアル批評 ほか)

著者等紹介

吉見俊哉[ヨシミシュンヤ]
1957年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、東京大学社会情報研究所教授。専門は、文化研究、都市論。著書に、『都市のドラマトゥルギー』(弘文堂)『メディア時代の文化社会学』(新曜社)『博覧会の政治学』(中公新書)『「声」の資本主義』(講談社選書メチエ)『カルチュラル・スタディーズ』(岩波書店)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nさん

3
カルチュラル・スタディーズ(CS)に関する6つの論考を収録。私自身CSには疎く、「カルスタ?あぁ、アニメの研究やってる分野でしょ?気楽で良いね?」みたいに思っていた。本書はCSの成立・研究対象・研究姿勢など、一定の理解を提供する。恥ずかしい話だが、サブカルの本義も知ることもできた。ハイカルチャーとの対比から生まれたもの。現在のサブカルとは印象が大きく異なる。都市貧困層へのエスノグラフィなど、実践的要素も多く、意外にも真面目で、文化の一言では語れない間口の広い分野だと感じた。入門書に最適だが、最終章は難解。2019/10/21

富士さん

3
構築主義シンパとしては、ですよね、と頷きながら再読。事実とは自分の心に投影された事実でしかない。吉見さんがプロローグで語っているように、まず問うべきはあくまでも自分の事、そこが重要なのだと思います。だから、北田さんの稿には違和感がありました。事実にこだわる自分自身の価値観を問い返す事なく、人の意見を引きながらカルスタのあるべき姿なんかを語って見せる。最も重要なはずの筆者の姿が見えない。これ、カルスタと一番遠いスタンスじゃないですか?この稿が浮いて見えるのは、批判的である以外の理由があるように思いました。2014/10/18

samandabadra

0
カルスタ系、いろいろ読んだが、これが一番読みやすいかも。勝手な用語を氾濫させて喜んでいるような人がほぼいなかったのが、理由かもしれない2014/01/06

松竹バイバイ

0
一応カルチュラルスタディーズが何を問題としているのかは分かったけど、入門書なのに読みにくく聞いた事のない単語も多くて大変だった。書いた人間がどこまで入門を意識していたのかは疑問。2012/03/31

sk

0
入門として。2011/11/03

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