講談社文庫<br> 飛ぶ教室

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講談社文庫
飛ぶ教室

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  • サイズ 文庫判/ページ数 258p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062739450
  • NDC分類 943.7
  • Cコード C0197

出版社内容情報

忘れない……あの頃の感動を
ナチス・ドイツに屈することなく勇気と感動を送り続けたケストナー。
傑作『飛ぶ教室』が待望の文庫復刻版に。

子どもだって、ときにはずいぶん悲しく、不幸なことだってあるのだ……。20世紀初頭。孤独なジョーニー、頭の切れるマルチン、腕っぷしの強いマチアス、弱虫なウリー、風変わりなゼバスチャン……個性溢れる5人の生徒たちが、寮生活の中で心の成長を遂げる。

みんなわたしたちのまわりにいる少年たちです。5人の生い立ちと性格はそれぞれにちがいますが、正義と友情という点ではみんなひとつに結ばれています。これは血も涙もあるあたたかい物語です。――(本書解説より)

エ?リッヒ・ケストナ?[エ?リッヒ ケストナ?]
著・文・その他

山口 四郎[ヤマグチ シロウ]
翻訳

内容説明

子どもだって、ときにはずいぶん悲しく、不幸なことだってあるのだ…。20世紀初頭。孤独なジョーニー、頭の切れるマルチン、腕っぷしの強いマチアス、弱虫なウリー、風変わりなゼバスチャン…個性溢れる五人の生徒たちが、寮生活の中で心の成長を遂げる。全世界が涙したケストナーの最高傑作を完全復刻。

著者等紹介

ケストナー,エーリッヒ[ケストナー,エーリッヒ]
1899年、ドイツのドレスデンに生まれる。文才を生かし新聞社で働きながら勉学に励む。29歳で、『エーミールと探偵たち』を書き一躍世界的な人気作家となる。また、第2次世界大戦中はナチスに抵抗する文化人の一人として活躍。戦後も演劇評論家、詩人、エッセイストとして多彩な才能を発揮した。1974年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

434
ケストナーは初読。私には幼少年期にケストナー体験がなかったのである。ドイツでは、その時期にほとんどの子どもたちがケストナーに親しむようだ。さて、物語はヒトラーが台頭し始める1933年に書かれている。それにしては何とも超然としたおおらかな物語だ。舞台は戦前のギムナジウム。そこで寮生活を送る少年たちと、古き良き時代の先生たちが描かれる。ある意味では痛快、かつ爽快な男の子たちの物語なのだが、本書を特徴付けるのは、そうした明るさだけではない。随所にドイツの現実が影を落とすところが、逆に普遍性を獲得したのだろう。 2019/05/29

たきすけ

76
ドイツ第3帝国が出現しヒトラーによる独裁政治が始まる少し前に刊行された本作「飛ぶ教室」 著者ケストナーの幼少期が反映されているのか、どこか思い出を邂逅しているような印象を受ける心情の吐露がいくつか見られ、特に正義先生が少年達に向ける無償の愛にはただただ感動。全体的に暖かい世界観であり、是非今の子供達にも読んで欲しい一冊です。又この本の真価はやはりナチスが暗躍する時代に書かれたという点が最大の特徴といえる気がします。一人の作家として当時執筆をしていたケストナーは凄いと思えました!2016/03/19

masa

67
今、僕らが見ている北極星は織田信長が本能寺の変で亡くなった頃に生まれた光が届いたものだ。その間に戦争、テロ、震災、感染症、人類には幾つもの危機があった。生きているといろんなことがある。いろんなことがあるけれど、星の輝きがこの空に届くまでの気の遠くなるような時間を想うとき、赦せる気がする。大人がみんな子どもだった頃のことを覚えていれば、もっとましな世界になるはずなのに。子どもの哀しみが大人のそれよりちっぽけではないことを忘れないだろうから。でも大丈夫だよ。北極星が今消滅しても400年間は光が絶えないからね。2022/01/22

七色一味

67
読破。ネタバレありかも。児童書、ということですが…。この本の良さは、大人にならないとわからないんじゃないかなぁ。まぁ、少なくとも私が子供の頃に読んだって、絶対飽きて放り出していたな。それにしても意外と野蛮なエピソードが多い。年齢的にかなり若いのに、徒党を組んでの学校同士の抗争とか、傘をさしてハシゴの上から飛び降りるとか…。どうも前者と後者に精神的成熟度の落差があり過ぎたりと、突っ込みどころは多々あるものの、ですが。それでも、お互いを思い合い、互いに成長していく姿には、心打たれるものがあります。2013/12/24

yamatoshiuruhashi

53
「飛ぶ教室」読み比べ第3作。先の丘沢静也訳に比して高橋健二訳に近いリズム、語感だと思いながら読んだ。山口四郎は不勉強で知らなかったが、調べてみたら1914年生まれというから高橋健二と一回りの差。なるほど単語選択では同世代かもしれない。ケストナーの描く少年たちの世界を訳者の言葉の選び方、言い回しを経て読み比べると、複数の写真を使った立体視のように、新しい側面が見えてくるようだ。独逸語を全く解せぬ私であるが、嬉しい発見をした気分である。とにかく名作。2022/01/16

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