随筆集 夕顔

  • ポイントキャンペーン

随筆集 夕顔

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103107088
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

時には静かに穏やかに、あるいは厳しい毒舌で小気味よく真実をとらえた珠玉の小文集。

目次

観ること・聴くこと
私の自然観
夕顔
緑に想う
鮎だより
初秋の花
十三夜によせる〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

26
田舎暮らしに楽しみ、そこで骨董を愛で、源氏物語や西行の魅力を熱く語り、戦争に負けたら、政治の最前線に出てくる白洲夫妻の姿からノブリスオブリージュを感じる。実際はどうかわからないが。2021/05/01

零水亭

25
初めて白洲正子さんの本、読みました。正直に申しますと、『源氏物語』の登場人物で自分が最も心惹かれる夕顔・玉鬘母子に関する考察かと思い読み始めたのですが、夕顔の君は一話の登場、ホンモノの夕顔の花について三話⇔玉鬘ちゃんは登場せず。ただ、興味深い話が非常に多く(例えば、p232の在原滋春[業平の次男]の、母に宛てた辞世の歌「かりそめのゆきかひ路とぞ思こし今は限りの門出なりけり」。正子先生は父、業平の歌よりは辛い評価を加えてはいますが…。p 241〜「昭和と私」)、他の著作も読みたいと思いました。2021/08/09

よみ

6
ちょっぴり辛口で文化的な随筆集…教養のある大人向けだな、という印象。 要するにあまりピンときませんでした、私に学がないのが惜しまれる。 佐伯順子さんの「美少年尽くし」と「遊女の文化史」はいつか読んでみたいです。 2017/06/18

Hiroki

2
志木図書館 この人ほど好き嫌いのはっきりした人もいないだろうな。本物のハイソサエティのお嬢様ですからね、タカビー批判もあろうけど黒白を明快にする正子嬢。僕は大好き。次郎さんとのツーショットなんて、あまりの格好良さにもう憧れてしまいます。自由と規律の狭間でバランスよく立っている。巻末が「死」について。「いけるひと つひにもしぬるものにあれば このよにあるまは たのしくあらな」大伴旅人。そして読むたび涙が滲む西行の「ねがはくは はなのしたにてはるしなむ そのきさらぎのもちづきのころ」。ぐぐっと沁みますね。2023/07/25

ぐだぐだ

1
秋になれば落ち葉する植物の方が、近頃の人類よりはるかに高級…。枯れゆく美しさ、というか。私なんか実りを連想してしまう。2018/05/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/282877
  • ご注意事項