内容説明
日本的経営形態が転換期にあるいま、会社人間の心性、価値観、行動様式をあらためて見直し、組織にとって何が重要であるのかを考える。
目次
第1章 日本的経営と会社人間
第2章 会社人間の心性
第3章 日本的経営と「会社人間」の生成
第4章 会社人間百態
第5章 会社人間の将来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yu01
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著者は会社人間はよく働く使える人材であるという立場。ただ、国際比較をすると日本的経営は「仕事に十分な満足感もなく、ストレスが高い<働き蜂>によって」支えられてきた。それは中年以降に上がる賃金カーブなどの制度に、マジメにコツコツの行動様式として適応した結果。問題はその中で、貢献と報酬のバランス感覚を失った人から脱線していくこと(メディアに取り沙汰されるように)。会社は過剰貢献をいつでも必要としているので。とか。とても現実感のあるハナシであった。日本的経営を"古き良き"にしすぎないためにも。研究書は別にあり。2013/02/06
numainu
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評価D2009/02/14
TiawPai
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20年前に書かれた本。それ以降バブル、リーマンの経済要因、コンプライアンスなどの法的要因があって日本社会も変化したので昔話と感じる部分もあった。特に終身雇用や年功序列については。最後に「夢はなければ」って書いてあったが、今会社の若い人に夢を聞いてみたら安定って答えが返ってきそう。 2018/01/28