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中公新書
産業空洞化の克服―産業転換期の日本とアジア

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  • サイズ 新書判/ページ数 176p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121016829
  • NDC分類 332.2
  • Cコード C1234

内容説明

「失われた十年」と呼ばれる二十世紀最後の十年は、「もの作り」という点から見れば、日本の産業が急速に国際競争力を失っていった時期でもある。これまでにも企業の海外移転はあったが、生産ラインから開発部門まで、産業がフルセットで移転する事態は前代未聞である。コストの面で競争力を欠くわが国にとって空洞化はもはや止めようがない。企業レベル、政策レベルでの対応を提言し、日本産業復活の途を展望する。

目次

第1部 中国の台頭と東アジア経済の変化(中国の追い上げ;中韓、中台経済関係の強化)
第2部 空洞化と日本製造業(企業の中国シフトと空洞化防止策;日本自動車部品産業の空洞化対策;転機に立つ「もの作り国」―事例研究)
第3部 韓国・台湾・日本の空洞化対策(韓国の現状認識;台湾に空洞化は起きているか?;日本政府への提言)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

87
表紙の図版が古いためか異なりますが、空洞化はどんどん進んでいって製造業は自動車を除き昔の面影はありません。電機産業も同じです。今後はバイオテクノロジーあるいは化学、精密機械に特化していく必要があるのではないかと思われます。それをしていくことが経産省の役割であると感じるのですが、最近はあまり言わないですね。Fin Techの後追いとか、もう少し元気になって産業構造の変革とかの掛け声をかけてほしいですね。2016/05/29

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