内容説明
環境アセスメントを巡る状況は厳しい。制度として日本に導入されて四半世紀たった一九九七年、ようやくにして環境影響評価法が正式にスタートした。しかしながら、2年後に始まる新たな手続きを見据え、今こそ市民が、計画段階から主体的に係わり、自然環境にあたえる影響を調査・予測・評価しなければならない。豊富な具体例と最新データを駆使しながら、そのための方途を模索する本書は、環境アセスメントの第一人者による新たな環境観察バイブルであり、市民必携の書。
目次
第1章 アセスへの前準備
第2章 なぜアワセメントになったのか―運用上の問題
第3章 日本のアセスは環境基準クリア型―構造的な問題
第4章 日本型アセスとしての矢作川方式
第5章 持続可能な開発とアセス
第6章 中部新国際空港の計画アセス