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NHKブックス
アンコール・王たちの物語―碑文・発掘成果から読み解く

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140910344
  • NDC分類 223.5
  • Cコード C1322

出版社内容情報

★本書は『書評空間 KINOKUNIYA BOOKLOG』にエントリーされています。

内容説明

高さ65メートルの尖塔が屹立するアンコール・ワット巨大な四面仏尊顔搭が林立するバイヨン寺院バンテアイ・スレイ寺院に彫られた「東洋のモナリザ」など、巨大伽藍、広大な都城をもつ遺跡群で知られるアンコール王朝。この神秘的都市を造営した諸王は何を考え、どのように生きたのか。フランス極東学院の長年に亙る碑文研究の成果を日本人として引き継ぎ、合わせて、2001年バンテアイ・クデイ遺跡から発掘した274体の廃仏の分析、王道と石橋でつながる5大地方遺跡の調査などの最新成果を加え、諸王の事蹟を立体的に描き出す。40年近くアンコールに通い続けた石沢アンコール学の総決算である。

目次

アンコール遺跡とは何か―巨大なエネルギーに感嘆
群雄割拠をまとめた若い王―前アンコール時代からジャヤヴァルマン三世まで
大寺院とバライの建設者―インドラヴァルマン一世の都城造営と大土木工事
最初の都城ヤショダラプラ
アンコールへの再遷都を行なった王
最初の建寺王―忠誠を誓った査察官たち
スールヤヴァルマン二世の大いなる野望
偉大な建寺王ジャヤヴァルマン七世
浮彫りに描かれたアンコールの人々
輝かしい文明を謳歌したアンコール朝末期―なぜ仏像の大量破壊が起こったか
西欧によるアンコール朝の発見―フランス極東学院の歴史発掘
グロリエの水利都市開発と乱開発論は本当か
すべての道はアンコールへ―ヒトとモノが動いた大幹線道

著者等紹介

石沢良昭[イシザワヨシアキ]
1937年生まれ。上智大学外国学部フランス語学科卒業。文学博士。74年・78年フランスEcole Pratique des Hautes Etudesにて碑刻文研究。61年カンボジアConservation des Monuments d’Angkor研究員。聖マリアンナ医科大学助教授、鹿児島大学教授等を経て、82年より上智大学教授。上智大学長、上智大学アジア人材養成研究センター所長、上智大学アンコール遺跡国際調査団団長。91年外務大臣表彰受賞、98年カンボジア王国シアヌーク国王陛下よりサハメトリ章親授、2003年国際交流基金賞など受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

heslkst

10
いつか行きたい いつかの感動のために、今から勉強2016/10/13

ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね

3
プノン・バケンが一辺4キロの都城の中心に位置し、つまりアンコールワットとアンコールトムと重複して地下に埋もれている、というのをここで知った。大環濠跡がすでに発見されているそうだ。2015/11/07

O. M.

2
アンコール遺跡研究者である著者の知識と情熱が詰まった力作だが、私のような素人にはちょっと難しい内容でした。特に、歴代王の難解で似通った名前がほとんど覚えられず。ただ、アンコールワットを造った、スールヤヴァルマン2世と、アンコールトム都城を造ったジャヤヴァルマン7世位は覚えておきたいと思います。アンコールでは、王の代替りごとに、都城、大寺院、王宮を造ってきた、という大きな流れは分かりました。2017/12/06

(ま)

1
もう1回行きたい2017/01/19

陽香

0
20050701

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