出版社内容情報
四季の移ろいを映す荘厳な庭園に囲まれ、動物の世話をし絵本を描き……。都会の生活が失った素朴な豊さ溢れるオールカラー写真集
内容説明
本書には、都会の生活が失った素朴な豊かさが、アメリカ人の心の故郷、ニューイングランドの四季を背景に、美しい写真とターシャ自身の言葉で綴られています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chantal(シャンタール)
90
ニューイングランドの四季に彩られたターシャの生活。見ているだけで心が洗われるような写真集。好きな物だけに囲まれる生活はどんなに心地良いか。ターシャの生活は文明とはちょっとかけ離れているので、そんな生活が出来るかと言うとそれは難しいかもしれないけど、でもやっぱり憧れの生活だ。庭の花々が本当に綺麗。何度でも何度でもページを繰ってしまう。そして高いからと言って大事にしまっておいてはもったいない。陶器でもなんでも、使ってこそ、なのよね。もったいがらずに普段の生活でも好きなものを使うようにしよう。2020/01/23
たまきら
29
こちらは彼女のスケッチや考え方が紹介されていて、娘さんは動物たちの姿にうっとり。でも「女性らしい服装」には「ちょっと違うんだなあ…」うんうん、孫娘がショートにしてジーンズはいてきたら家に入れてくれなそうなおばばよね、確かに。まあ、名家のお嬢様なわけで…許してあげないと。しかし動物…いいなあ…。ヨウム長生きだけどどうなったのかなあ。2021/03/12
ochatomo
14
リチャード・ブラウン氏によってバーモント州での私的生活を撮影された最初の写真本で、文はターシャの語り 『これまでさし絵を描いてきたのは生計をたてるため、食べていくため、そしてもっと球根を買うためです!』 『わたしの絵のいいところは、想像ではなく現実に知っているものを描いているところでしょう』 『わたしは心から満足しています。犬や山羊や鳥たちと一緒にここへ住み続けること。それ以外に何の望みもありません』 原題“The Private World of Tasha Tudor” 元本1992年 1996刊2019/11/21
いちごプリン
10
彼女は、魔法使いなんじゃないか?。なんでもできる、尊敬するひと2016/03/12
雪待月
8
写真と挿し絵がきれいなのはもちろんですが、文章も読みごたえがあってよかったです。写真だけではわからないターシャの人柄や生活の様子が伝わって来ました。憧れの生活ですが、それを実現させるための努力は相当なものだったと思います。2014/01/05