内容説明
リサイクルをはじめ「循環型社会」「持続性のある文明」などの新しいパラダイムは、全体を俯瞰し、統合する理論と思想を伴わなければなりません。もし、それらなしに目の前の波だけを見て舵をきれば、航海士と船長を失った船のように大洋をさまようことになるでしょう。本著では「来るべき循環型社会とは何なのか」を明らかにし、二一世紀の日本には「環境問題は大切だが、不景気もイヤだ」というジレンマが存在しないことを示します。
目次
1 なぜリサイクルが叫ばれるのか
2 今のリサイクルは矛盾している
3 リサイクルから循環型社会へ
4 「分離の科学」から労力を知る
5 「材料」と「焼却」の意味を知る
6 来るべき循環型社会を考える