出版社内容情報
少子化の原因はどこにあるのか。結婚回避と出産回避の両側面から、結婚・出産・育児に対する負担感を分析、今後の課題を探る。
少子化の原因を探るためには、結婚すること、家族をもつこと、子どもをもつことについての個人の意識と日本社会のジェンダー構造との関係を確認することが必要となる。本書では、若い人々の結婚・妊娠・出産像、結婚意欲・出産意欲の現実、育児コストの実際などを調査結果の分析から明らかにする。
関連書: 山田昌弘『家族というリスク』、瀬地山角『お笑いジェンダー論』 (小社刊)
第1章 少子化のジェンダー分析──問題の所在と分析枠組──
第2章 ジェンダー・システムと少子化
第3章 ジェンダー意識の変容と結婚回避
第4章 妊娠・出産をめぐるジェンダー意識の男女差
第5章 独身男女の描く結婚像
第6章 独身女性の結婚意欲と出産意欲
第7章 既婚男女の出生意欲にみられるジェンダー構造
第8章 育児コストの地域差と社会的支援
第9章 男性の家庭役割とジェンダーシステム──夫の家事・育児行動を規定する要因──
終章 総括と展望
資料
参考文献
索引
内容説明
結婚と出産を“回避する”若い女性の意識の変容に社会システム・価値意識・コスト感の三つの側面から実証的・総合的に迫る。
目次
第1章 少子化のジェンダー分析―問題の所在と分析枠組
第2章 ジェンダー・システムと少子化
第3章 ジェンダー意識の変容と結婚回避
第4章 妊娠・出産をめぐるジェンダー意識の男女差
第5章 独身男女の描く結婚像
第6章 独身女性の結婚意欲と出産意欲
第7章 既婚男女の出生意欲にみられるジェンダー構造
第8章 育児コストの地域差と社会的支援
第9章 男性の家庭役割とジェンダー・システム―夫の家事・育児行動を規定する要因
終章 総括と展望
著者等紹介
目黒依子[メグロヨリコ]
1938年生まれ/上智大学文学部教授/ケイス・ウエスタン・リザーブ大学大学院社会学専攻博士課程修了(社会学博士)
西岡八郎[ニシオカハチロウ]
1950年生まれ/国立社会保障・人口問題研究所人口構造研究部長、お茶の水女子大学大学院客員教授/早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得
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