内容説明
生体計測は、生体電気現象測定や高速度コンピュータを駆使した最新の画像診断装置(超音波画像測定装置、X線CT、MRI、内視鏡など)のような無侵襲な測定だけでなく、侵襲的な血流・血圧測定や無侵襲ではあるが物理的な呼吸機能測定を含む検体検査がある。本書では、生体計測の中の検体検査を中心に、初歩的ではあるが基本的な内容の紹介を目指している。具体的には、血行動態にかかわる血圧・血流測定法、血液成分に関与する呼吸機能とガス成分の測定法および各種検体検査の測定法について触れ、ここで得られる情報が治療器にも活用されていることに着目した。
目次
1 血液循環(血流測定;観血血圧測定 ほか)
2 呼吸の作用(呼吸機能;力学的インピーダンス測定 ほか)
3 血液成分(血液ガス分析;自動血球分析 ほか)
4 血液の化学分析(分光分析;イオン選択性電極分析 ほか)
5 血液成分交換を中心にした治療器(人工呼吸器;人工透析装置 ほか)
著者等紹介
木村雄治[キムラユウジ]
1959年電気通信大学電気通信学科卒業。フクダ電子(株)勤務。1968年日本電気三栄(株)勤務。1991年日本光電工業(株)勤務。1998年東京電子専門学校講師。2002年西武学園医学技術専門学校講師、現在に至る
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