出版社内容情報
◇ 解 説 ◇
クライシス(危機)とは、どうしてよいかわからない心理状況のことである。虐待、暴力、学級崩壊、離婚、失恋、レイプ、病気、災害、倒産などにさらされたとき、伝統的なカウンセリングでは対応しきれないことが多い。本書は、どういう危機のときにはどう対応すればよいかを具体的にマニュアル風に解説する。
◇ 目 次 ◇
1 危機介入序論
準備!計画!実行!/緊急事態とは何か/他
2 若者の自殺
背景/社会的ストレッサー/警告としての行動/他
3 社会不安
社会不安に対する準備的措置/他
4 身体的・性的虐待
カウンセラーは何をすればよいか/人格障害/他
5 自然災害と物理的災害
自然災害/心的外傷後ストレス障害(PTSD)/他
6 死別と悲嘆
個人的喪失/死別と悲嘆に共通する症状/他
7 殺人と暴力
緊急事態への対応/危機状況から生じやすい反応/他
◇ 監訳者 ◇
こくぶやすたか|東京成徳大学教授、日本教育カウンセラー協会会長、日本カウンセリング学会会長
こくぶひさこ|青森明の星短期大学客員教授
さかもとようこ|産業医科大学産業保健学部教授
◇ 訳 者 ◇
新發田杏子、國分留志、角田昌絵
内容説明
クライシス(危機)とは、どうしてよいかわからない心理的状況をさす。たとえば、災害、事故、病気、学級崩壊、虐待、暴力、自殺未遂、死別、失業、倒産などに直面すると、人はその対処方法がわからず、困惑したりパニックに陥る。こうした場合、伝統的なカウンセリング方式では十分に対応しきれないことが多い。本書は、危機状況に対する予防と対処の実際をわかりやすく解説する。
目次
第1章 危機介入序論
第2章 若者の自殺
第3章 社会不安
第4章 身体的・性的虐待
第5章 自然災害と物理的災害
第6章 死別と悲嘆
第7章 殺人と暴力