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ちくま新書
議論術速成法―新しいトピカ

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  • サイズ 新書判/ページ数 202p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480058751
  • NDC分類 809.6
  • Cコード C0280

内容説明

議論をうまく進めるにはどうしたらよいか?議論に負けないためにはどうしたらよいか?本書は、議論に巧みな人たちが意識的にあるいは無意識的に用いている方法を、公然と「盗用」する試みである。古代ギリシア人が始めた「議論のための発想の型(トポス)」に学び、彼らが使ったレトリックをそのままの姿で、あるいは合理的に変形し、いま現在、役に立つものだけを取り出して活用する。ディベート時代の現代において、ビジネスマンはじめ学生や学校の先生にも必携の一冊。

目次

序章 ギリシャの舌はまだ動いている
第1章 論法を蓄える(思考術としてのトピカ;アリストテレスの“雑然たる”論法集―正統篇;アリストテレスの“雑然たる”論法集―異端篇 ほか)
第2章 「常套句」を操作する(論戦での不意打ちを防ぐための処方集;「常套句」の誕生;「常套句」としての通念 ほか)
第3章 選ばれるための条件を知る(われわれの選択を左右する論拠;量と質のトポス;順序のトポス ほか)
第4章 自分の「議論的」気質を発見する(論者の個性と使用する論法との関係;間接的に自己を知る;私のトピカ―福田恒存氏の論争術より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

8
アリストテレスの著作に則って、様々な論述のうち自分にあった型を集めることを説明している。福田恆存さんの論説が多く引用されており、翻訳や文芸評論が専門でありながら論理を駆使して社会問題の論争にも専門家相手に負けなかったとのこと。興味が湧いた。2017/01/15

おらひらお

2
2000年初版。専門的な分野でも、議論の吹っかけ方はあることを知る。ちょっとながら読みだったので、理解が進んでいないような・・・。2018/06/20

koishikawa85

2
今回再読したが改めて好著だと思った。アリストテレスの「弁論術」などに沿って議論のパターンがあぶりだされていくが、それに合わせて福田恆存、小林秀雄、呉智英といった論争の名人たちの文章が紹介されていく。著者が楽しく書いた、というだけのことはある。こちらも読んでいて楽しい。2016/03/15

☆☆☆☆☆☆☆

2
一般的に非本質的で表面的なものとみなされているトピカ(議論の定型)を、敢えて追究してみようという本。結論は、自分に合ったトピカを用いる論者を真似て、それを徹底的に身につけよというもの。著者は左翼的な結論ありきの議論を毛嫌いしているようで、福田恆存や呉智英なんかがお手本になっててなんか面白かった。2015/02/04

おい

1
議論の解説がメインであり、これを読んでも議論術をマスターすることはむずかしい。内容とタイトルが合っていない。 ★★2017/01/16

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