夜明けを待ちながら

夜明けを待ちながら

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487793884
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「自殺」「職業」「悲しみ」「健康」「生きる意味」など,私たちの現実の切実な問いに,初めて五木寛之がともに考え,ともに答えを模索した心の羅針盤。

内容説明

「自殺」「職業」「悲しみ」「健康」「生きる意味」など、私たちの現実の切実な問いに、初めて五木寛之がともに考え、ともに答えを模索した、心の羅針盤。

目次

自殺について
生きる意味
健康とは
悲しみの効用
職業の貴賤
受験と就職
少年と死
夢と年齢
自己責任
意志の強さ・弱さ
覚悟ということ
深夜の友への手紙

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

234
1998年に単行本として出版されたものを、今年7月に新版として復活。しかし、全く古さを感じさせない。まさに「生きるための羅針盤」だった。「笑うことと泣くことは背中合わせの一体の行為」という1文にグッときた。戦中戦後の一時期、日本人は「泣く」ことを躊躇うことがあった。五木寛之は断言する。乾いたものと濡れたもの、その両方が大事なように、笑いも涙も大事、だという。本文にも登場するチェリストのパブロ・カザルス『鳥の歌』演奏のエピソードで、心をつかまれてしまった。祖国スペインを想って米国ホワイトハウスで弾いた名盤だ2021/11/08

内緒です

9
びっくりした。五木寛之と言えば力強い主人公を描く作家さん、パワーみなぎる作家さん、というイメージだっただけに、この物腰柔らかな、それでいて核心をついたエッセイに驚いた。なんでだかわからないけど、この本を読んだらバーボンの似合う女になりたくなったw2013/07/05

みわ

2
青年たちは荒野を目指すしか読んだことなかったけど、五木寛之ってこういう本も書く人なんだな。荒野を目指すの方は旅行記的な感じでもありつつ成長物語と大胆な創作って感じで楽しめたけど、こっちは一見自己啓発のようででも押し付けてくる感じがなくて一緒に共感してくれてるようなニュアンスですごい心地よかった。疲れた時とかに読むといいと思う2022/10/29

コアラ太郎

2
ほの暗い明かりの中で読んでみたい本。ツトツトと書かれている言葉を噛み締めながら、人生というものは百人百様で、悲しいとか、幸せだとかは、各々感じればいい。 誰もが、いろんな欠点もあるけど、その分長所もたくさんあるのだから、無理して頑張らず、肩の荷を下ろして、楽に歩めればいいだなと思わされました。2013/05/08

ピンガペンギン

1
五木氏が著述と同じくらい大事にしてきたというラジオでの収録(1998)をもとにした本。(一部「日刊ゲンダイ」連載より)2022/06/11

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