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微分積分 基礎理論と展開

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  • サイズ A5判/ページ数 285p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784489007231
  • NDC分類 413.3
  • Cコード C3041

内容説明

吸い込まれるように読める、自然な流れの解析学読本。「近づく」や「連続」等の意味が、本書でよく理解できるようになる。「曲線の長さ・面積・体積とは、本当は何なのか」という根源的な疑問を解決しつつ、多様体論、複素関数論、楕円関数論など進んだ数学への展望を広げながら、微分積分学への核心へと誘う。各セクションの最初には、そこで扱われる内容を象徴する「テーマ問題」を提示した。そして、その問題を解決する鍵となる概念や定理を紹介し、やがて解けるというストーリーを試みた。またk‐フィボナッチ数列、k‐パスカル三角形などの興味ある独自の題材を扱い、自分で数学を研究する楽しみを追体験できるよう配慮した。章末には、代数幾何学をリードしてきた飯高茂氏によるユニークな数学史のコラムがつく。

目次

ε‐δ論法と微分積分への準備
第2章 微分積分学の基本定理の証明
第3章 逆関数と微分積分
第4章 微分積分の応用
第5章 数値計算法
第6章 多変数関数の微分
第7章 多変数関数の積分
第8章 偏微分法の応用
第9章 級数

著者等紹介

飯高茂[イイタカシゲル]
1942年千葉県に生まれる。1967年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。代数幾何学のリーダーとして世界的に知られる。小平邦彦教授の後継者の一人であり、『小平次元』の理論を構築して、代数幾何学研究の1つのパラダイム(飯高プログラム)を提唱し、研究を牽引してきた。また、小学校、高等学校の教科書編集に携わるなど、数学教育への関心・造詣も深い。日本数学会彌永賞、日本学士院賞を受賞、日本数学会理事長、日本数学教育学会理事など多くの役職を歴任。学習院大学理学部教授、理学博士

松田修[マツダオサム]
1963年宮崎県に生まれる。1999年学習院大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了。専門は代数幾何学。津山工業高等専門学校助教授、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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