内容説明
本書は、現代物理学に扉を開いた“粒子と波の二重性”の問題に焦点をあて、量子論の基本原理をわかりやすく丁寧にまとめた入門書である。解説にあたっては、量子論を学ぶ際に初心者が抱く疑問点を的確におさえ、基本的な考え方を明確に示すように努めている。
目次
第1部 量子論はいかにして創られたか(なぜ量子論が必要なのか;波と粒子 ほか)
第2部 量子論はどういう特徴をもっているか(状態とは何か;スピン ほか)
第3部 特別講義―量子論の確立と残った問題(量子力学の一般的枠組み;光子の量子論 ほか)