内容説明
電気から磁気を生じるならば、磁気からも電気を生じる(電磁誘導)のではないか、という疑問がうまれる。本書では、まずこの辺の問題を丁寧に解説し、応用として、超伝導列車の磁気浮上やリニアモーター等を紹介する。次に交流の基本事項を平易に述べる。続いて分布定数回路を扱い、立体回路の内部の電磁現象として、電磁波をごく自然に導入する。最後に、電磁波の基本事項と身近な電波の応用までふれている。
目次
1章 電磁誘導
2章 電磁誘導の応用
3章 交流
4章 分布定数回路
5章 電磁波
著者等紹介
近角聡信[チカズミソウシン]
1945年東京大学理学部物理学科卒業。’50年学習院大学理学部助教授。’51年理学博士。’53年学習院大学理学部教授。’59年東京大学物性研究所教授。’83年慶応義塾大学理工学部教授、東京大学名誉教授。’88年慶応義塾大学理工学部客員教授。’90年江戸川大学教授。’98年江戸川大学退職
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