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分子進化と分子系統学

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  • サイズ A5判/ページ数 410p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784563078010
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C3045

内容説明

分子進化研究に役立つ統計的なデータ解析手法を、近年新たに開発されたものも含めて紹介し、実際の解析の中でどう使いこなすかを説明する書である。本書のデータ解析では著者開発のものを含む様々なコンピューター・プログラムを使うことを前提としているが、手法の根底にある論理の理解を重視し、最小限の数学を用いて解説している。しばしば議論の的となってきた数々の手法の中から、生物学的に現実的な仮定に基づいた手法が重点的に取り上げられ、様々なケースにおける各手法の長所・短所も、著者の深い見識に基づいて明快に整理されている。分子進化研究にかかわる学生、研究者必携の書である。

目次

進化の分子生物学的基礎
アミノ酸配列の進化的変化
塩基配列の進化的変化
同義および非同義塩基置換数
系統樹
系統樹の推定:距離法
系統樹の推定:最節約法
系統樹の推定:最尤法
系統樹の精度と統計的検定
分子時計と線形化系統樹
祖先タンパクのアミノ酸配列と自然選択
遺伝的多型と進化
遺伝的マーカーによる集団系統樹
将来への展望

著者等紹介

根井正利[ネイマサトシ]
1953年宮崎大学農学部卒業。1958年京都大学大学院修了、京都大学農学部助手。1962年放射線医学総合研究所集団遺伝学研究室研究員。1965年同研究室長。1969年ブラウン大学生物医科学部準教授。1971年同大学教授。1972年テキサス大学ヒューストン校生物医科学大学院人口学集団遺伝学部門教授。1990年ペンシルバニア州立大学生物学科教授・同大学分子進化遺伝学研究所所長(現職)。日本遺伝学会木原賞受賞。1997年米国科学アカデミー会員。2002年国際生物学賞受賞。2006年米国遺伝学会賞(Thomas Morgan Medal)受賞。日本遺伝学会、日本人類遺伝学会、日本組織適合性学会、日本動物遺伝育種学会名誉会員

大田竜也[オオタタツヤ]
1987年京都大学農学部卒業。1994年ペンシルバニア州立大学大学院修了、Ph.D。1999年総合研究大学院大学先導科学研究科助手。2004年同大学葉山高等教育センター助手。2006年同大学助教授(現職)

竹崎直子[タケザキナオコ]
1984年東京大学教育学部卒業。1996年ペンシルバニア州立大学大学院修了。2000年~2003年マックスプランク研究所研究員。2004年香川大学総合情報基盤センター教授(現職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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