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月に恋

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784569655796
  • NDC分類 446
  • Cコード C0072

出版社内容情報

様々な顔をもつ“月”の写真集。

紅い月、蒼い月、細い月、淡い月……無限の顔を持つ月の写真と、神話・詩歌・科学の話を収録する写真集。どの月に、恋をしますか?

燃えるような紅い月、冷たく冴える蒼い月。凛として佇む細い月、優しく照らす淡い月……。たったひとつのものとは信じられないくらい、幾多の表情を持つ「月」のオールカラー写真集。

▼人は文字さえもたない頃から、月を見つめ、月について語り、知ろうとしてきた。それは神話、和歌、ことわざ、様々な形で今に伝わっている。本書では100点以上もの月の写真とともに、月にまつわる世界の神話や言い伝え、月の呼び名、月をうたった和歌や俳句などを紹介する。

▼冴える皓月と対照的な朧月、真昼の月、水面に映る月光など、様々な場所、時間、角度からとらえた写真の数々に、初めて見る月の姿があるはず。また、オーロラと月、接触する月と金星(金星食)、ボイジャー2号から見た三日月と「三日月型の地球」が並ぶ様子など、珍しい写真も多数掲載した。

▼『オセロ』(シェイクスピア)にこんなセリフがある。

▼「月がいつもよりも地球に近づくと、人を狂わせる」

▼この本を手にしたとき、あなたも必ず月に酔い、恋をするだろう。

●月をかたる 
●月をよぶ 
●月をうたう 
●月にきく 
●月をしる 

内容説明

紅い月、蒼い月、細い月、淡い月…月のパワーにつつまれるとき、新しい自分が始まる。神話、俳句、科学…あらゆる角度から月を見つめる本。

目次

月をかたる(月神トート(エジプト)
夜の飾り(メソポタミア) ほか)
月をよぶ(朔;三日月|上弦 ほか)
月をうたう(月待てば(額田王)
三日月見れば(大伴家持) ほか)
月にきく(月にむら雲、花に風月満つれば虧(欠)く月は惜しまれて入り、桜は散るをめでたしとする
月の影取る猿 ほか)
月をしる(月光;月明かり|夜の虹 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

108
写真の美しさもさることながら、歴史、文学、宗教、天文学、言葉や言い伝え等々、とても読みごたえがある。形を変えるように見えて実は変わっていないという現代の常識。不実でうつろいやすいことの例えにはならない今晩の月。それでも月を見上げて優しい寂しさに包まれる私には、太古の誰かの思いがきっと繋がれているのだと思う。2019/11/03

ふう

101
写真を中心に、月にまつわる世界各地の伝説、和歌や俳句、月に関する簡単な知識等が記されています。美しいタイトルと同様に、さまざまな月の画像がとてもきれいです。その月を眺めて文を読み、また月を眺めて…。地球のたった一つの衛星。太古には月はもっと地球に近かったとか。大昔の人間の祖先は今よりずっと大きな月を眺めていたのでしょうか。月を愛で、月を詠み、月に祈ってきたわたしたちを、その美しい光でこれからもずっと照らしてほしいと願います。2019/10/15

藤月はな(灯れ松明の火)

44
夜や夕方、朝方、昼に月を見上げることが好きな人や月に惹かれてしまう人にうってつけの写真集。月に纏わる逸話や伝説が、各国バラバラなのに海と大地が大元となる世界創造や永遠の仕事を課せられる罰としての場、太陽との兄弟などという共通点が見受けられるのが興味深い(特に海との関連性)一番、驚いたのが宮澤賢治の激しく、燃え盛る恋情を月に重ねた歌。また、オセアニアしか見られない月の梯子の写真も載っているのも儲けものの一つです。2013/10/27

森の三時

29
夜の闇を味方にして、これは隠しておきたいと思ったときに、見上げると月が出ていて、やっぱり見られてしまって、だから、月には嘘をつけていない。月とよく目が合うようになって、意識し始めて、どんどん私は月が好きなったのだろう。月のあの優しい顔が見たくて気づくと空を見上げている。月のことをもっと知りたいなんて、もう恋だ。この本では、月の写真と共に、月にまつわるいろんなことが書いてありました。科学的なことが今まで知らなくて興味深かったです。2017/11/21

九月猫

25
先に読んだ「夜空と月の物語」より判型は小さいけれど、こちらもオールカラーの美しい写真を堪能できる。読み物で好きな章は「月をよぶ」と「月をうたう」。たった一つの月をいくつもの名で呼ぶ。こんなにいろんな呼び方が、と感心しきり。月を待ちわびる気持を込めた呼び方が多く、日本語の響きも美しい。「うたう」では額田王から宮沢賢治まで古今の月を詠った歌や文が紹介され、作者の人生もざっと描かれているが、月のイメージのせいか孤独に満ちた話が多く物寂しい気持ちに。表紙をはじめ、藤井旭さんの写真がたくさん楽しめたのが嬉しい。2014/10/29

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