物理と実在―創り出された自然像

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物理と実在―創り出された自然像

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  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784621038550
  • NDC分類 420
  • Cコード C0044

内容説明

物理学は何だろう?物理学を学ぶ者ならば一度は自らに問い掛けてみたことがあるのではなかろうか。本書はこのような問いに真っ向から挑み、一つの明確な解答を与えた比類なき書物である。「物理学とは自然を語るための一種の言語にすぎない」この独創的な著者の自然観を補強している。

目次

1 始めに言葉ありき
2 力―かけがえのない概念
3 場―必要不可欠な概念
4 原子―まことに功妙な考え方
5 時空―この不思議な統一
6 物質の本性―この計り知れないもの
7 パラドックス―厳然としてあるもの
8 空間―限りない豊かさ
9 対称性―この遍きもの
10 W、Z場―想像力の極み
11 クォークの色―この言いようのないもの
12 物理学者の想像力―この見事なもの
13 数学の本質―この不思議なもの
14 言語の力―言語を絶するもの

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nozaki Shinichiro

1
終盤までは科学史。いつも相対性理論と量子力学で終わっていたのですが、その先が書かれていて面白かったです。さらに興味深いのは最後、哲学的な視点へと昇華するところ。あくまでも得られた描像は自分たちの解釈の手段で、自分と独立して宇宙が実在するというのも一つのポリシーでしかないと。実在の不確かさについてそわそわしますが、確かなのはこの本を喜んで読める好ましい変態の先輩が同じフロアで働いているという、ありがたい職場だということぐらいでしょうか。2019/03/12

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