内容説明
物理学は何だろう?物理学を学ぶ者ならば一度は自らに問い掛けてみたことがあるのではなかろうか。本書はこのような問いに真っ向から挑み、一つの明確な解答を与えた比類なき書物である。「物理学とは自然を語るための一種の言語にすぎない」この独創的な著者の自然観を補強している。
目次
1 始めに言葉ありき
2 力―かけがえのない概念
3 場―必要不可欠な概念
4 原子―まことに功妙な考え方
5 時空―この不思議な統一
6 物質の本性―この計り知れないもの
7 パラドックス―厳然としてあるもの
8 空間―限りない豊かさ
9 対称性―この遍きもの
10 W、Z場―想像力の極み
11 クォークの色―この言いようのないもの
12 物理学者の想像力―この見事なもの
13 数学の本質―この不思議なもの
14 言語の力―言語を絶するもの