内容説明
本書は、学生が研究者として独り立ちするためのサバイバルガイドである。研究室で過ごす期間は、自己を確立し、次の段階へ進むための必要最低限の試練を受けるチャンスである。そのスタートからゴールまでを、ハード面やソフト面の2次元的技術から、メンタル面をプラスした3次元空間、時間軸をプラスした4次元の世界で、細やかにアドバイスしている。理系、文系を問わず、また、大学生、大学院生のみならず、企業のフレッシュマンにも大いに役立つ心得が豊富に挙げられている。
目次
1 自分の力を引き出す方法(まずはじめに:土台づくりと時間の管理;個人的スキルと対人スキル―個人的な能力の開発と上手な対人関係の築き方)
2 情報の検索とその利用法(情報検索;批判的な読み方)
3 コミュニケーション技術(口頭発表・ポスター発表;論文を書く;いよいよ大詰:学位論文の作成と口頭試問)
著者等紹介
伊藤俊洋[イトウトシヒロ]
北里大学一般教育部教授
伊藤佑子[イトウユウコ]
創価大学工学部教授
黒澤麻美[クロサワマサミ]
北里大学一般教育部専任講師
吉田朱美[ヨシダアケミ]
北里大学一般教育部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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だるい。
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研究室配属後、どのようにすればいいのかよく分かる。まずはじめに読む総論としてはこれ以上のものは無い気がする。ただし、各論としては足りないので、この本を読んだ上で必要な本を読んで補う必要はあるだろう。/正直、もう少し早く読んでいればと思う。2012/11/19
すぐる
0
○2012/09/24
nasum
0
いろいろと研究をするときの参考になる。特に時間管理の仕方と自分を元気づける方法。あと批判的な読み方。これをB4の時に読んでいればなぁ・・・。2010/06/21
M's style
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博士号取得までにどのような準備が必要で、3年間で何が出来たらいいのかについてガイドラインとなる本だった。4月から始まる博士課程の前に読んで大正解だった。本書は2005年出版だが、普遍的なことが多く書いてあるので、今の時代にあっても全く色褪せてない。この本は目につく所に置いて繰り返し読みつつ、上手くいかないことがあれば、佐藤雅昭氏の「なぜ〜」シリーズを読むといいと思う。2019/02/03