出版社内容情報
同じ種類・程度の障害をもつ者でも、法制度上、法的地位における格差が存在する。法的地位に関する諸問題を考察する。
内容説明
同じ種類・程度の障害をもつ者であっても、障害をもつに至った時の法的地位により、厳然とした法制度上の格差が生じる。しかし、その格差が合理的か否かの法学的検討は、必ずしも十分には行われてこなかった。本書では、法制度上どのような対応がなされているかを検討し、日本法における障害者間の法的地位の格差に関する諸問題を考察する。
目次
序章 障害者間格差研究の視点
第1章 障害(者)概念をめぐる問題
第2章 移動をめぐる問題
第3章 生活支援をめぐる問題
第4章 雇用をめぐる問題
終章 障害者間格差をめぐる諸問題の法学的考察
著者等紹介
瀧澤仁唱[タキザワヒトヒロ]
1949年長野県に生まれる。早稲田大学法学部卒業。早稲田大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。江戸川学園豊四季専門学校社会福祉専門課程専任講師、西日本短期大学法学科助教授、桃山学院大学社会学部助教授、教授、マックス・プランク外国・国際社会保障法研究所客員研究員、2002年より桃山学院大学法学部教授。日本社会保障法学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。