内容説明
大学での勉強は高校までの勉強とどう違うのか。本当のところ、大学での勉強は役に立つのか。大学生の勉強(学び)のあり方を、認識と行動の2つの次元に分けて、具体的な資料とエピソードをまじえて解説する、大学生の新しいバイブル。
目次
第1部 認識編(将来やりたいことを考え続ける;勉強しながら将来を考える;大学での勉強は役に立つ;自分なりの見方や考え方をもつために)
第2部 行動編(生活フォームをつくろう!;本を読もう!;勉強会、自主ゼミをやろう!;1回1回の課題や発表を大事にしよう!)
著者等紹介
溝上慎一[ミゾカミシンイチ]
1996年大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了。2003年京都大学博士(教育学)。京都大学高等教育研究開発推進センター助教授(大学院教育学研究科兼任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りょうみや
4
高校生のときに知っておきたかったし、我が子も大きくなったら読んでほしい内容。京大生の上位1割を想定していて求められる能力は高い。大学に入って高校のときのやりたいこと・将来像は崩れるがそのつど修正していくことが必要。大学で勉強する意味は、その内容よりも答えのない問題を考え、常に勉強する能力・習慣を身につけること。と言ってもモチベーションは高まらないので、自ら社会に接点を見つけ勉強したことを活かす能力と勉強する意義を見つけること。社会人の多くが「もっと勉強しておけば」「もう一度大学に行きたい」と言うのだから。2016/10/15
いろは@しょうろん
2
なかなかに挑戦的な本。大学に入ったあとだけではなく、入る前、高校生の時に出会いたい本。筆者の溝上先生の想いが熱い。2015/03/13
あいうえお
1
大学1年生の冬、新年を迎えて最初の1冊。学んだ知識を活かすための能力も必要というのが、この本から得た最大のポイント。大学での学びと社会との繋がりを自分で探すという心構えは大切だと思った。2015/01/04
なをみ
1
大学の意義を見出したくて読んだ。やっぱり大学の中心に勉強があってよいんだ。部活バイトサークル遊び、どれも大事でどれもできる時期だけど中心には勉強があってほしい。どんなに実学的じゃないといわれる学問を専攻しても、そこでの勉強の中身じゃないとしてもなにかが無駄にならない社会であってほしいし、そうあるべきだと思う。就活の面接で「4年間で1番頑張ったのは勉強です」で落とされる世の中は少し違う気がしている。
ステビア
1
良書 幅広い人におすすめ2013/08/30