内容説明
米国の専門家によるブロードバンド・サービスの規制と競争に関する最先端の議論を収録。ミクロ経済学や計量経済学、産業組織論などの理論的フレームワークの下、社会的厚生が最大となる競争のあり方を探る。持続的競争とは何か、その条件として何が必要かを多岐にわたって実証的に分析。
目次
序論
ブロードバンド・ミステリー
帯域需要―INDEXプロジェクトによる検証
ブロードバンド需要―アクセス、コンテンツ、および時間価値
固定高速インターネット接続―DSL、ケーブルTV
2Gから3Gへ―インターネット関連サービスにおけるワイヤレス競争
インターネット関連サービス―非対称規制の結末
ブロードバンド通信市場における競争と規制
ブロードバンド・アクセス供給における規制と垂直統合
ブロードバンドの展開―政策は障壁になっているか
ブロードバンド規制の金融市場への影響
ブロードバンドの価値および固定費の重要性
ブロードバンドの便益と規制の効果
著者等紹介
クランドール,ロバート・W.[クランドール,ロバートW.][Crandall,Robert W.]
ブルッキングス研究所経済分析プログラムシニアフェロー
オールマン,ジェームズ・H.[オールマン,ジェームズH.][Alleman,James H.]
コロラド大学エンジニアリング応用科学カレッジ電気通信学部を経て、現在コロンビア大学通信情報研究所リサーチ・ディレクタおよびコロンビア・ビジネススクール客員助教授
井手秀樹[イデヒデキ]
慶応義塾大学商学部教授。郵政行政審議会委員、都市熱エネルギー部会委員、電気事業分科会臨時委員、独占禁止懇話会委員、独占禁止法研究会委員などを務める。専門は産業組織論、公益事業論
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