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核燃料サイクルの闇―イギリス・セラフィールドからの報告

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  • サイズ A5判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784768469316
  • NDC分類 539.4
  • Cコード C0030

内容説明

放射能と失業のはざまに生きる悲劇。六ヶ所村の未来をイギリス・セラフィールドに見る。

目次

核時代のはじまり
原子爆弾への憧れ―核工場の建設
女王陛下の原発―その栄光と挫折
“ウィンズケール・ファイアー”―封印された核事故
イギリスの再処理事業―技術的困難と商業主義
ウィンズケール公聴会―核貿易と“プルトニウム社会”
繰り返される事故―とまらない放射能漏洩
不可解な死―ガンと白血病に苦しむ人びと
地域住民―放射能汚染と失業の狭間で
核産業の労働者―雇用の維持と被曝労働
再処理―その構想と誤算
遅れてきた日本の核燃料サイクル―六ヶ所村
核時代の終焉と負の遺産

著者等紹介

秋元健治[アキモトケンジ]
1959年、青森県弘前市に生まれる。早稲田大学社会科学部卒業、東北学院大学経済学研究科(経済学修士)、岩手大学大学院連合農学研究科(農学博士)。日本女子大学家政学部家政経済学科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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RuiRui

2
20世紀後半、日本から核燃料再処理を1/4ほども受け入れてきたセラフィールド。1957年に起きたウィンズケール・ファイアーという世界初の原子炉重大事故、これは軍事機密も含むということで、時の政権に"政府機密三〇年法"で長らく公開されなかった。そして今なお、高線量は解体作業をむずかしくしている。日本の今後にいろいろ参考になりそうなおはなしです。2014/07/30

coolflat

1
この1冊でセラフィールドの歴史が分かる。軍事用原発の成り立ちから、使用済み核燃料再処理工場にまつわる住民と政府、企業とのいさかい、ウィンズケールファイアーと呼ばれる軍事用プルトニウム炉の火災事故時の住民への情報隠し、放射性廃液の海洋リーク、時間が経つにつれて徐々に発症する白血病、癌、放射能被曝の因果関係を証明できない故に苦しむ住民、それでも事故以降、世界中から使用済み核燃料を受け入れる...。この本を読んでの率直な感想。イギリス政府がこれほどまでに情報隠しをしているとは思わなかった。2012/07/28

琳☆゚・:,。*:ゴ

0
時間があったら全部読みたいが、今回はレポートのために、必要な部分だけを読みました。人々があまり知られていなかった事故、この後ろにある国の政策、、国の責任、人々の暮らしなど、「核」ってどんなものかを詳しく説明したらしい、難しい日本語でわからなかったが2011/07/05

ヌンサ

0
p242「日本人の多くは(中略)日本が核廃棄物を、大金と引き換えにイギリスやフランスへ送りつけ、その国の環境や地域社会、健康を蝕んできた事実を知らなかった。」2024/04/04

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