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フェミニズム的転回叢書
シティズンシップの政治学―国民・国家主義批判

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784768479070
  • NDC分類 311
  • Cコード C0031

内容説明

「国家」と「わたし」の関係はどうあるべきか。過去のシティズンシップ(「市民権」)論、主にリベラリズムの議論を批判的に再検討しながら、「平等で自由な人格」がよりよく尊重されるための新たな理念を構想する。最終章で展開される、いかなる者の視点をも排除しない可能性を秘めたフェミニズム・シティズンシップの議論は、フェミニズム、ジェンダー論にとって必見。本書は、「シティズンシップ」論入門として最適であると同時に、社会科学の新局面をひらく挑戦の書である。

目次

序章 「平等で自由な人格」の尊重からの出発
第1章 シティズンシップと国民国家(なぜシティズンシップ論なのか;古典的シティズンシップ論 ほか)
第2章 現代リベラリズムとシティズンシップ(シティズンシップとロールズの『正義論』;シティズンシップとリベラルな国家―アッカーマンの場合 ほか)
第3章 リベラル・シティズンシップへの批判(シヴィック・リパブリカニズムのリベラリズム批判;多文化主義と集団別権利 ほか)
第4章 フェミニズム・シティズンシップ論へ(なぜフェミニズム・シティズンシップ論なのか;シティズンシップの脱構築―公的領域と私的領域をめぐる政治 ほか)

著者等紹介

岡野八代[オカノヤヨ]
1967年生まれ。現在、立命館大学法学部教員。西洋政治思想史、現代政治理論専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。