内容説明
社会変動に対して、家族は過剰適応や不適応を余儀なくされている。人間性のとりで、プライバシーのとりでとして、家族の抵抗機能を発揮しつつ社会変動に対応するためには、さらなる家族支援が必要である。その意味付けや理論的根拠をやさしく説き、家族が主体性を回復するための手立てを考える。
目次
第1部 家族支援の基礎(いま家族に何が起こっているか;家族とは何か;なぜ家族は支援を必要とするのか)
第2部 支援を必要とする家族(安らげない家族;煩わしさを回避する家族;コミュニケーションを取れない家族 ほか)
第3部 家族支援の定義と方法(家族支援の定義;家族支援の方法)
著者等紹介
畠中宗一[ハタナカムネカズ]
1951年鹿児島市生まれ。1980年筑波大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学。現在、大阪市立大学大学院生活科学研究科家族・地域健康福祉学分野教授。博士(学術)。家族社会学・臨床社会学専攻
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