旧暦と暮らす―スローライフの知恵ごよみ

  • ポイントキャンペーン

旧暦と暮らす―スローライフの知恵ごよみ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784828410135
  • NDC分類 449.81
  • Cコード C0039

内容説明

中国から日本に伝えられて1400年。旧暦は、繊細な季節の変化と寄り添いながら、徐々に姿形を調え、日本仕様のカレンダーとして定着した。明治6年に西洋暦が採用されてからも、旧暦は、農業、漁業、伝統芸の世界では、必要不可欠な自然暦として継承されている。自然とともに生きる知恵にみち、72もの季節をこまやかに味わい暮らすことができる旧暦は、まさにエコカレンダー。NGO活動を通して自然回帰運動を展開する著者が、16年前に復活させた太陰太陽暦をもとに、日本から発信するスローライフの時間軸―おだやかなアジアの時間の流れに身を委ねた、究極のエコロジカルな暮らしかたを提案する。

目次

1章 月と太陽から送られるメッセージ
2章 季節をみつめる
3章 自然のリズムから得た暮らしのヒント
4章 旧暦と暮らす人々
5章 なぜ旧暦が使われなくなってしまったのか
6章 アジアのなかの地域暦として
7章 今、私たちは季節のどこにいるのか
付録 二〇〇三~二〇一三年自分でつくる旧暦カレンダー
あとがきにかえて―見直し!ほんとうの豊かさを求めて

著者等紹介

松村賢治[マツムラケンジ]
建築家((株)松村建築研究所代表)。昭和17年広島県生まれ。大阪大学大学院建築工学修士課程修了後、(株)竹中工務店大阪本社設計部入社。昭和49年同社退社後、ヨットによる世界周航4万2000キロ1年9ヶ月の旅へ。昭和56年社団法人・大阪南太平洋協会を設立、理事長に就任。62年同協会より『旧暦カレンダー』を企画考案発行。平成7年阪神淡路大震災ではボランティア活動(危険度調査・避難所支援)に従事したほか、パプアニューギニア・アイタベ津波被災地支援活動、同国ソワム村にてゲストハウス建設指導ボランティアとしても活動
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりお

41
旧暦の仕組み、閏年の入れ方を紹介。実際に旧暦カレンダーを作っている方なので、旧暦を利用している人達の声を聞けるのが特徴。農業、漁船、衣服関係など、季節の変化を知りたい方々が答えてくれる。2017/04/23

keroppi

39
旧暦というのを単に古い暦と思っていたが、これほど自然や宇宙に寄り添ったものだったということを知った。古典を読む上でも無視出来ないものなんですね。もう少し勉強してみようかな。2017/05/04

Tadashi Tanohata

19
私ごとですが、「満月」の日の売上を調べてみようかと、大事な商談は「新月」の日にすべきと真剣に考えました。確かに今の日本の決断は早計にすぎる気がします。国家百年の計、日本人の情緒に根ざした決断をすべきです。そんな感想を持ちました。正直、理解不能な部分も多々ありましたが、推薦していただいた方に、感謝!2017/07/29

双葉

2
旧暦で謎だった閏月の入れ方が少しわかってスッキリ。閏月が入る閏年がいつになるのかいまいち不明ですが。旧暦だとその年の天候の予測ができてしまうことに思わず感心してしまった。問題になっている温暖化も、旧暦ではその傾向がちゃんと明らかになっていたりして「旧暦が温暖化の問題を予測したのか、温暖化もある程度までは自然の成り行きなのか」と興味深い。月齢カレンダーはネットで印刷できるけど、月齢、新旧暦の日付、二十四節季七十二候、月の星座表示の旧暦スケジュール帳が欲しい。2011/10/13

にがうり

2
この本に限らず、暦の解説はちょっと手強い。読み流した箇所もありますが、旧暦を見直す必然はよく理解できました。巻末の2013年までの旧暦カレンダーが便利。2011/02/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/86152
  • ご注意事項