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歴史学叢書
敦煌文書の世界

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  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784839003180
  • NDC分類 222.8
  • Cコード C3022

内容説明

1900年に敦煌莫高窟の蔵経洞から敦煌文書が発見されてから100年が経つ。不幸にして北京、ロンドン、パリ、サンクト=ペテルブルグなどに分蔵されたこの文書群はようやく目録・影印・図録類が整備され、その多彩な研究もいよいよ盛況を極めつつある。著者は未だ困難な状況下の1956年の修士論文において均田制に関わる籍帳等を扱って以来、一貫してこの文書群に取組み、学士院賞に輝いた『中国古代籍帳研究』を始め、『中国古代写本識語集録』、或いは租田契の研究など数々の成果を上げている。本書は著者の敦煌文書に関する主に概説・講座論文を集めるが、いずれも学問的に厳格な珠玉の基本文献である。

目次

第1部 序編(敦煌;敦煌遺文;「敦煌文献」について ほか)
第2部 本編(敦煌の歴史的背景;敦煌の流通経済;契 ほか)
第3部 付編(敦煌文学と日本上代文学;敦煌・吐魯番研究の現況)

著者等紹介

池田温[イケダオン]
1931年静岡市に生まれる。1954年東京大学文学部東洋史学科卒業。1956年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1961年東京大学文学部助手。1964年北海道大学文学部助教授。1971年東京大学東洋文化研究所助教授。1976年同教授。1983年『中国古代籍帳研究』により学士院賞受賞。1990年東京大学東洋文化研究所所長。1992年北京日本学研究中心日方主任教授。1993年創価大学文学部教授。現在、同特任教授、東京大学名誉教授
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