内容説明
本書は、快楽主義批判を中心に、快楽に関することがらについて、プラトンの対話篇に見られるものをほぼ著作年代順に考察してきたもののまとめである。
目次
第1章 『ゴルギアス』における快楽
第2章 『プロタゴラス』における快楽
第3章 『ゴルギアス』と『国家』の間
第4章 理性と欲望―『国家』四三六A―四三九E
第5章 快楽と真偽―『国家』第九巻
第6章 『饗宴』におけるエロースと善
第7章 『ティマイオス』における善と快
第8章 『ピレボス』における一と多
第9章 『ピレボス』における方法
第10章 四つの類―『ピレボス』における存在論
第11章 善、思慮、快楽―『ピレボス』三一B―六七B