内容説明
機械設備技術者にとって、機械材料のうちで仕事上一番関係が深いのは鉄鋼とアルミニウムである。その中で実務に役立つ情報は、非熱処理鋼、冷鍛快削鋼などの省エネ・省工程鋼と強度が向上した高張力鋼・球状黒鉛鋳鉄および、軽くて耐食性にすぐれたアルミニウム合金、アルミニウム中空押出材、超塑性合金の情報である。そこで、本書ではこれらの項目に最も力を入れて記述した。この本のねらいは機械設備技術者に、主として機械部品用材料の選択、および製品化する手順と注意事項の情報を、できるだけ具体的に提供することにある。なお、特殊用途の材料ではあるが割愛するにはしのびない材料(磁性流体・水素貯蔵合金・アモルファス合金・粉末冶金など)は第1章に簡単にまとめておいた。
目次
第1章 これだけは知っておきたい材料選びの前の準備知識
第2章 炭素鋼と鋳鉄の選び方
第3章 非鉄合金材料の選び方
第4章 焼結金属材料の選び方
第5章 非金属材料の選び方
第6章 複合材料の選び方
第7章機能材料の選び方