内容説明
ビデオゲーム、書物、幻燈…読者を構制する多層的で歴史的な経験に迫る。
目次
第1章 読書論の諸相―領域を越えた思考へ(「読書論」のあいまいな輪郭;読書論・読書論の地平)
第2章 メディアと読書の現在―ビデオゲームと読書(メディアへの問いを手がかりに;読書とビデオゲームリテラシー)
第3章 小説ジャンルと読書の規則(「教育小説」と「立志小説」;「立志」から「殖民」へ)
第4章 読書と地域リテラシー―領土と信州の表象をめぐって(地域の情報ネットワーク;地域メディアと動員する技術)
おわりに 読書論とアーカイブズ
著者等紹介
和田敦彦[ワダアツヒコ]
1965年、高知県生まれ。1994年、早稲田大学大学院(文学研究科日本文学専攻)博士課程単位取得退学。1996年、信州大学人文学部助教授、現在に至る。1997年、早稲田大学にて博士号(文学)取得
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