無子高齢化―出生数ゼロの恐怖

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無子高齢化―出生数ゼロの恐怖

  • 前田 正子【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 岩波書店(2018/11発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000022330
  • NDC分類 334.31
  • Cコード C0036

出版社内容情報

二〇四〇年代、日本は高齢者が四割の超高齢国となるーー。なぜひたすら出生率は下がり続けるのか?そのカギは、ヴィジョンなき場当たり政策が招いた団塊ジュニアの未婚化にあった。一貫して子育てを研究してきた著者による「少子化対策失敗の歴史」と渾身の対抗策。

内容説明

現在約一・三億人の日本の人口は、二〇四〇年代に一億人を割るとされる。そしてその時日本は、六五歳以上の高齢者が四割を占める、超高齢国となる―。「少子化対策」が叫ばれながら、なぜ日本の出生率は下がり続けるのだろうか?そのカギは、バブル崩壊後の景気後退と雇用の劣化に翻弄された就職氷河期世代、団塊ジュニア・ポスト団塊ジュニアの未婚化にあった。若者の生活を犠牲にした社会は、その未来を自ら危機にさらしたのだ。一貫して少子化、子育てを研究してきた著者による「少子化対策失敗の歴史」と渾身の対抗策。自身が団塊ジュニア世代である常見陽平氏との対談を収録。

目次

第1章 少産多死ニッポン 人口が減ると何が起こる?
第2章 なぜこんなにも少子化が進むのか
第3章 少子化対策失敗の歴史―混迷の霧の中を進む日本
第4章 第三次ベビーブームは来なかった 「捨てられた世代」の不幸と日本の不運
第5章 若者への就労支援と貧困対策こそ少子化対策である―包括的な支援が日本の未来をつくる
対談 それでも未来をつくっていくために(常見陽平×前田正子)

著者等紹介

前田正子[マエダマサコ]
甲南大学マネジメント創造学部教授。大阪生まれ。1982年早稲田大学教育学部卒業。男女雇用機会均等法施行前に就職。育児休業法施行前に出産退職。1992年から1994年米国ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院に家族で留学。帰国後は第一生命ライフデザイン研究所(現:第一生命経済研究所)で育児支援や保育政策を研究。慶應義塾大学商学部で博士号取得後、第2子の育児休業明けから横浜市副市長(2003‐07年)として医療・福祉・教育を担当。横浜市国際交流協会理事長を経て2010年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

27
なぜこんな日本になってしまったのか。それを知る上で有益な本。日本の婚姻制度はPACSやサムボに近く、少子化の要因ではない事▼パラサイトシングルという言葉は9バブル期の姿だったのに、本の出版が99年だったために就職氷河期の厳しい若者の現実を覆い隠してしまった事▼90年代半ばから高卒求人が減り、経済的に無理をして大学進学者が増えた事が、最近の奨学金返済負担問題に繋がっている▼日本は製品を安くするために賃金を切り下げた結果、働く人々は疲弊して少子化が進み、未来を危機にさらしている事などの指摘は首肯するばかりだ。2019/03/31

katoyann

20
深刻な少子高齢化の原因を分析した研究書。簡単には就職氷河期世代(1993年から2005年にかけて学校を卒業したもの)の未婚率の高さが少子化の進行の原因になっていると指摘されている。特に人口規模の大きい団塊ジュニア世代の未婚率が高いため、少子化が進んだという訳だ。この少子化はもはや取り返しがつかない状況であり、今から手をつけても50年後にようやく芽が出る程度だという。問題は、非正規雇用の増加である。世帯を形成する資金がないため、結婚できないのだ。少子化は雇用の人件費削減を図った企業のツケだと喝破する。2024/03/14

うさうさ

15
結婚出産は贅沢なもの、と恵まれた人だけのものになってしまった。その原因、背景についてこの30年の歴史を解説。非常によく分かるし的確な分析。なぜこんな日本になってしまったのかがよく分かる。 今さら少子化はどうにもならないので、人口減少しても安心して暮らせるようコンパクトにしたらいいのでは?2019/07/23

ふじ

14
良いものを読んだ。し、行政に関わる人はもちろん、子育て中の人、そして他人の子なんて知るか!って人にも読んでほしい。人口減少を子育て政策の失敗や、子に対する世の関心の薄さから論じた、警鐘を鳴らす一冊。縦割り行政の中に子育て部署がバラバラに組み込まれていること、本来第三次ベビーブームを生むはずだった世代が非正規雇用・賃金低下の割りを食い、そもそも結婚自体が贅沢品化していること。未来の年表なんかよりよっぽど心に訴えかける内容だった。著者が平成に結婚退職、再就職時の保育所難民、副市長等経験しており説得力がある。2019/06/11

まゆまゆ

12
人口減少を上回るスピードで20-64歳の現役世代が減っている。ここまで少子化が進んだ原因を解説していく内容。未婚化、晩産化、夫婦の平均出生児の減少の3つが大きな要因だが、結局は若者の非正規化、不安定な雇用が結婚を難しくしているだけでなく、結婚への意欲そのものを失わせている。時代が悪かったといえばそれまでだが、ここからどうやって高齢者の理解を得ながら子ども、家族への福祉を充実させられるかがカギになる。2019/02/14

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