岩波新書<br> ラテンアメリカ十大小説

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岩波新書
ラテンアメリカ十大小説

  • 木村 榮一【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 岩波書店(2011/02発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 180,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004312963
  • NDC分類 960
  • Cコード C0298

出版社内容情報

夢や魔術と過酷な現実とがふしぎに入り乱れる濃密な物語の宝庫、ラテンアメリカ。ボルヘス『エル・アレフ』、ガルシア=マルケス『百年の孤独』、バルガス=リョサ『緑の家』、そして?翻訳の第一人者による、待望の作品案内。

内容説明

インディオたちがのこした伝承とヨーロッパの近代をともに腐葉土としながら、夢や魔術と苛酷な現実とがふしぎに入り乱れる、濃密な物語を紡いできたラテンアメリカ。ボルヘス『エル・アレフ』、ガルシア=マルケス『百年の孤独』、バルガス=リョサ『緑の家』、そして?翻訳の第一人者として知られる著者による、待望の作品案内。

目次

1 ホルヘ・ルイス・ボルヘス『エル・アレフ』―記憶の人、書物の人
2 アレホ・カルペンティエル『失われた足跡』―魔術的な時間
3 ミゲル・アンヘル・アストゥリアス『大統領閣下』―インディオの神話と独裁者
4 フリオ・コルタサル『石蹴り』―夢と無意識
5 ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』―物語の力
6 カルロス・フェンテス『我らが大地』―断絶した歴史の上に
7 マリオ・バルガス=リョサ『緑の家』―騎士道物語の継承者
8 ホセ・ドノソ『夜のみだらな鳥』―妄想の闇
9 マヌエル・プイグ『蜘蛛女のキス』―映画への夢
10 イサベル・アジェンデ『精霊たちの家』―ブームがすぎた後に

著者等紹介

木村榮一[キムラエイイチ]
1943年大阪生まれ。神戸市外国語大学イスパニア学科卒、同大学教授を経て現在は、神戸市外国語大学学長。専攻はスペイン文学、ラテンアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

76
ラテンアメリカの作家の作品が10紹介されています。私はほとんど読んでいないと思っていたのですが、意外と知らないうちに読んでいたということがわかりました。ボルヘスはここに紹介されている「エル・アレフ」ではなく「伝奇集」、コルタサルも「石蹴り」ではなく「短編集」、マルケスはここの「百年の孤独」、プイグは「蜘蛛女のキス」これは映画も見ました。インディオに関連するものなどがありますが総じて濃い文学ですね。私は読んだものがあるのですが、どうも肌には合わない感じです。2015/09/05

翔亀

44
【始原へ11】民族誌の流れで読んだカンペンティエル「失われた足跡」とバルガス=リョサ「密林の語り部」は、いずれも主観的民族誌ともいうべき傑作だと思った。アマゾン奥地の原住民が登場するだけでなく、近代文明への鋭い批判となっている点で共通していた。それが当然であることが本書でよくわかった。■本書はボルヘスからアジェンデまで10人のラテンアメリカ作家(上記2名も含む)の伝記と主要作品を解説する小著で、これからラテンアメリカ文学の何から読めばいいかというとき便利な本であるが、それだけでなく、何故傑作たりうるかが↓2021/03/03

Gotoran

43
エンデ⇒J.L.ボルヘス『伝記集』を読み、本書へ。スペイン文学者でスペイン語圏ラテンアメリカ文学翻訳の第1人者(著者)が誘うラテンアメリカ文学の魅力。10人の作家の生涯、文学的背景と1~2の作品についての簡単な紹介と解説。異文化・異民族の混在と混血文化、神話や夢、神秘的な深緑の自然、政治的混乱、軍事叉は独裁政権下での錯綜と混沌、閉塞感・・魔術的なリアリズムの中のユーモア、幻想小説の数々。 カフカ『変身』で繋がるボルヘスとマルケス。まずは、紹介の10作品から読んで行こう。2014/07/27

抹茶モナカ

42
ラテンアメリカ文学の入門書。サクサク読めるのは、あとがきによると著者がくだけた文章を心掛けたためらしい。ラテンアメリカ文学ブームがかつてあったみたいで、同時代的にブームを体験していないのだけど、世界文学史の出来事としては知っていた。勉強のつもりで読みました。読みたい本が増えたのだけど、僕の能力で読み込めるのかを考えると、この新書みたいなくだけた文章の本を読むくらいの読書が精一杯のような気もして、手を出せないような。2017/01/01

長谷川透

35
ラテン・アメリカ文学の何が面白いのかって最近よく訊かれるのだが、これはそんな人に薦めるには最適の本だ。いきなり一緒くたにラテン・アメリカ文学を定義せずに、代表的な作家十名とその諸作品を紹介しながら丁寧にその特徴と魅力を伝えようとする著者の仕事には頭が下がる。紹介された作品の3割程度は既読なのだが、残りの作品も早く読みたい……とは思うのだが、絶版により入手困難なものが多いのがまことに残念。とくに、コルタサル『石蹴り』、ドソノ『夜のみだらな鳥』。これだけ魅力ある紹介しながら絶版とは、ある意味罪な入門書でもある2012/09/11

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